藤浪攻略に成功した時、ベイスターズファンはどういう顔をしたらいいのだろうか問題

5月26日 甲子園球場(ビジター)

De5-2阪神

勝利投手 井納 (2勝3敗0S)

セーブ 山崎康 (1勝1敗4S)

 本日から交流戦前最後の鬼門の阪神3連戦です。しかも先発は2014年以来勝てていない藤浪投手。この試合にベイスターズは勝利をあげることができました。私だけですかね。今季で一番うれしい勝利でした。シーズン通して、苦手投手や苦手チームを作ってしまっては優勝できないですからね。本日の勝利は2017年の中でも大きな意味を持つ勝利だったように思えます。

 まず、先発・井納投手は6回までノーヒットピッチング。6回まではコースを投げ分け、低めに集めるナイスピッチングでした。出来過ぎなくらいだったので7回の失点はご愛敬ってことでいいんじゃないでしょうか。

 打線は6回の集中打がうまくハマりましたね。井納投手が藤浪投手の初球スライダーを狙い打ちしたのは見事でした。井納投手、バッティングいいですよね。1アウト1,3塁だったので、私はスクイズもあるかなあと思っていました。阪神守備陣は00ってことで、1点もあげられないので、前進守備を引いていましたね。あの場面での強硬策は見事だったように思えます。

 この集中打に至るまで、田中浩康さんが3打席(6回まで)で藤浪投手に20球投げさせているのも大きいですね。6回、藤浪投手はマウンド降りるまで100球越え。その約2割は浩康さんに投球を費やしているんですよね。利いてきましたよ。浩康さんの出汁が。そろそろ昆布を取り出していい頃合いじゃないですかね。風味と旨みが溜まってきましたね。

 倉本・桑原両選手も調子が上向いてきましたね。ただ上位打線がちょっと気になります。梶谷選手は5月21日の巨人戦で前脚となる右ひざを折って併殺打に喫してしまったところからちょっと不安になりました。本日の試合では右ひざを立てたまま、レフト方向へヒットを放っていたので、なんとか調子を保っている感じがあります。ストレートの振り遅れがまだちょっと気になりますけどね。ロペス選手はヒットが続いていますが、ライト方向への打球が減っているのが気になります。筒香選手は復帰直後のバットの出はよかったのですが、本日はまた遅くなりましたね。心配しすぎなのかもしれませんが、またこの3人には”らしい打球”を飛ばしてほしいです。

 さて、表題の件でございます。藤浪投手を苦手としていたベイスターズがやっと壁を突き破ってくれました。本当にうれしい限りです。また、苦手としている阪神戦の初戦を取れたのも大きいですね。この3連戦はなんとか勝ち越してほしいと思っています。

 でも、あの藤浪投手を打ち崩せたとしてもですよ。ファンが勝手に調子に乗って、阪神さん、そして阪神ファンの方々に対して、人間として、悪口雑言を飛ばすべきではないと思います。昔西武ライオンズに所属していたデストラーデ選手くらいな感じで小さくガッツポーズをするくらいで矛を収めておきましょう。特にシーズン中は謙虚にするべきです。ファンの印象が悪くなると、選手にも申し訳ないですからね。っていうのが、最近私が思っていることです。いや、選手が頑張ったから勝った訳なんで、喜ぶべきことではあるんですけど。ただ、謙虚は大事。

 基本的には謙虚にするべきっていうのはファンがどうのこうのではなくて、人間としてっていう話だったりもするのですけどね。本当に優勝した時にはベイスターズファンの皆さんで一緒に大いに喜びましょうね。