石川達也は左のリリーバーとして大成するか問題

 ハマスタ西武戦3戦目です。連勝伸ばせるかな。

 先発は平良投手。立ち上がりはまずまず。コースの出し入れでアウトを重ねていきます。しかし、打者が一巡した3回表に1イニング6安打の猛攻を受けて一挙4失点でKOです。

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 本日はインコースのボールをよく打たれました。狙い打ちされてたのではないでしょうか。コントロールは悪くなかったのですが、打たれれば打たれるほど厳しいところを攻めざるを得ない。外、外とカウントは整えて追い込むのですが、一回内側に入れておこうかというところで、パコンと打たれる。この連続だったように見えました。厳しい登板となってしまいましたね。

 打線は4点取られた直後に2点を返し、その後も何度か逆転のチャンスを作りますが、”流れ”をつかみきれませんでした。

 痛かったのはリリーフ石川達也投手の乱調と5回裏宮崎選手の併殺と牧選手のライトーバーの当たりを西武・川越選手にファインプレーをされてしまったところですかね。あと一歩のところで負けてしまいました。

■石川投手はピンチの場面で投げきれる投手になれるのか

 2点ビハインドの場面で4回表にマウンドに上がったのは、リリーフ石川投手。4回は三者凡退で抑えたものの、回またぎの5回表にヒット2本と死球、四球で押しだしとなり、1アウトも取れずに降板してしまいました。この場面を無失点で抑えられればまだ、試合がどっちに転ぶかわからない状況だったと思います。

 無死満塁の場面で川越選手に投じた球数は12球。フルカウントで最後に投げた球はチェンジアップの抜け球でした。惜しい対戦ではありました。

 石川投手は2020年のドラフトで育成選手として入団。2軍での好投を受け、2022年に支配下登録。今年は開幕1軍入り。先発投手の調整で2軍落ちをすることもありましたが、ほぼほぼ1軍で敗戦処理やロングリリーフの役割として活躍しています。主な持ち玉は縦割りのカーブとチェンジアップ、150km越えのストレート。ダイナミックなフォームが特徴です。

 本日の登板はビハインドといっても2点の僅差。大事な登板です。こういった試合をしっかり投げ切れれば、またもう一つ高いレベルでの役割を担う可能性もあったかもしれません。

 無死満塁のフルカウント。石川投手は不安そうな表情を全く見せませんでしたが、抜けてしまったチェンジアップ。力が入ってしまったんだろうなと思います。これも経験。ピンチの場面では誰でも緊張するでしょうし、力が入ってしまうと思うのですが、体の力の抜き方をね。覚えられるといいですね。

 現在のベイスターズさんの1軍左腕リリーフは石川投手ただ1人。2軍にいるタナケン投手やエスコバー投手の年齢も考えると、とても貴重な存在です。一つ一つ課題を克服して、チームを勝利へ導くような働きをしていってほしいなと思います。 

 

【2023年6月4対西武戦】

西004020000|6

横002000002|4  

横浜スタジアム(ホーム)

De4-6西武

敗戦投手 平良 (3勝2敗0S)