森敬斗の開幕前の肉離れ問題

 先日、佐野選手、今永選手に続き、森選手が負傷しました。

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 転倒したのは三塁を回ったときでしたが、足を取られたのは三塁を回る手前でした。足が空回りしたような形になり、三塁を回った時点で転倒。コーチとトレーナーに肩を借りながらベンチに下がっていく姿が印象的でした。

 なんとなくWBCで真面目に走って肉離れを起こした村田修一さんを思い出しました。あのとき、「普段から真面目に走ってねえからだよ」と感じた人がいたかもしれませんし、いないかもしれません。今回の森選手は少しでもアピールをしようと頑張りすぎて空回りしてしまったようなケガだったのではないか、と勝手に私は推測しましたよ。

 今季の森選手はベイスターズにとってのキーマンだと思います。野手のセンターラインが弱いと言われ続けたベイスターズ。昨季に桑原選手と牧選手とセンター、セカンドが固まりました。あとは捕手と遊撃手。遊撃手では身体的にも将来性の高い森選手には期待がかかります。みなとみらい線日本大通り駅にはすでに森選手の顔写真が貼ってありましたしね。

 かつての名ショート・石井琢朗選手とワンツーマンでの指導を受け、オープン戦も好調。追い込まれた後にインコースのストレートを投げ込まれると手も足も出ないという弱点も露わになりましたが、まだあと1か月ある。もう少しで森選手がブレイクするかもしれない。あと少しだったのに。開幕スタメンの森選手を見たかったのに。ケガをしたらまた1からやり直しじゃないか。むしろ、肉離れや捻挫は癖になるかもしれないじゃないか。1というよりマイナスじゃないか。

 もしかしたら、私たちは森選手に期待しすぎたのかもしれません。阪神ファンが藤波投手や大山選手、江越選手、高山選手に期待しすぎたみたいに。だから私は森選手を静かに見守ることにしました。あまり周りが騒ぎすぎると本人のためによくないのではないかと勝手に思いました。私が勝手に思っているだけなので、人には強要しません。

 ということで、森選手はじっくり治して、またハマスタに戻ってくれたらいいなと思うくらいにしておきます。