三浦大輔監督の左右病問題

 ベイスターズさん、京セラドーム阪神戦初戦を大差で落としてしまいました。連勝の次は連敗あり。怖いですね。大事な試合ですよ。

  本日の先発は大貫投手。立ち上がりはよかったのですが、打撃陣が3回までに5点取ったことで安心したのでしょうか。3回裏に先頭打者を四球に出して2点取られてしまいました。ただ、ここでクリンナップを抑えたのがよかったですね。そのままの流れで次の4回表に3点とって、一気に6点差。ここで試合を決めることができました。以降の大貫投手も楽に投げられましたね。

 6点差のリードでも逆転されることもあります。その手綱になったのは蛯名選手と牧選手。蛯名選手は今季初タイムリー、牧選手はNPB初の新人サイクル安打を記録しました。

 大差がつくと、”やきう”慣れしてしまっている中堅、ベテラン選手は打席の中で簡単に初球を手を出してしまったり、ダレてしまうことがあります。しかし、この2選手がガムシャラに打席に向かってくれたおかげで、大差のままで勝てたような気がします。

■青柳投手に左打者を並べて、伊藤投手に右を並べ…その結果は?

 本日、牧選手のNPB初新人サイクル安打を記録しましたが、その話は他のブロガーさんがたくさん書いてるでしょうから別のことを書きます。牧選手のプチ宮崎選手としてのバッティングセンスは前にも書きましたし。

kajiwaradamono.hatenablog.com

 で、今回は三浦監督の左右病問題を取り上げます。

 前任のラミレス監督もそうでしたが、三浦監督も相手投手が右だと左打者を並べ、左だと右打者を並べることが多いですね。今カードの阪神戦は顕著。昨日は左打者を5人、本日は右打者を7人並べました。こういうのを左右病ネットスラング的に言われてますね。

 これについて私は、スライダーがポイントなんだと思うんです。外角低めの逃げていくスライダーは空振りをとりやすい。しかし左に右、右に左はスライダーが中に入ってくる。バックドアでカウントを取るということもできますが…

 今カードは青柳投手には効果が出ずに、伊藤投手には成功しましたね。これって青柳投手はシンカーを持っているからじゃないかなと思うんです。シンカーはスライダーの対角として使えますもんね。

 でも、今カードに関しては勝てない青柳投手と伊藤投手対策として意表を突いた弱者の戦い方として左右病を使ったんじゃないかなと思います。負けて当然みたいな。本当は調子のいい選手を使った方がいいに決まってるもの。相手投手の調子の良しあしとか試合展開によって、勝負がどうなるかはわからないものねえ。 

【2021年8月25阪神戦】

横023300011|10

神002000000|2  

京セラドーム大阪(ビジター)

De10-2阪神

勝利投手 大貫 (4勝5敗0S)

本塁打 牧 14号(3回表3ラン)