ベイスターズさん、タイムリー欠乏?問題

 2連勝中のベイスターズさん。このまま勢いに乗っていきたいですね。

  先発は今永投手。本日は今季の中ではストレートがよかったですね。相手打者を差し込むようなストレートとタイミングを外すスライダーを軸に、テンポよく投げていきます。

 打線は相手先発の九里投手を序盤は打ちあぐねましたが、4回表に佐野選手のソロ本塁打で先制。ソト選手の2ランで突き放します。しかし、6回表には無死満塁、7回表には1死1,2塁とチャンスがあったものの無得点。嫌なムードが流れ始めました。

 その流れのまま今永投手が6回、7回とソロ本塁打を打たれてしまい、じりじりと点差を詰められてしまいます。

 8回にはヤマヤス投手が菊池選手にタイムリーを打たれてしまって同点に。悪い流れの中、9回裏も三嶋投手がピンチを作ってしまいましたが、なんとか凌いで引き分けに持ち込みました。

 勝てた試合ではありましたが、流れ上、いつ逆転されてもおかしくなかった。投手陣はなんとか踏ん張りましたが、中盤、終盤にダメ押しをしたかったですね。チャンスもあったので、うまくハマれば大差で勝てたかもしれなかった。どっちに転ぶかわからない。1プレー1プレーが勝敗の結果(引き分けでしたが)に関わってくるような試合でした。

■タイムリーが出ないと勢いに乗りづらくない?

 今回のカード広島戦はまだタイムリーが出ていません。全7得点は本塁打のみでの得点です。前日の試合では櫻井投手とシャッケルフォード投手の好投で流れに乗れましたが、本日の試合はチャンスで一本が出ずに流れを渡してしまう形となってしまいました。

 本塁打本塁打でいいのですが、ランナーを全て返してしまうので、相手ピッチャーが気持ちを切り替えやすくなりますね。しかしタイムリーの場合は、ランナーが残っているので、相手ピッチャーはピンチを抱えたまま、セットポジションでの投球を強いられます。となると、ランナーを気にしながら投球していくことになるので、自然と攻撃時間が長くなる。そうなると、相手チームはリズムを作りづらくなる。

 ということで、私個人の考えでは、タイムリーが出た方が勢いづきやすいと思うのです。

 ベイスターズさんは、若くて勢いのある”打”のチーム。本塁打も魅力ですが、連打で相手チームを追い込んでいく試合を増やしてほしいなあと思います。 

 

【2021年7月7対広島戦】

横000300000|3

広000001110|3  

マツダスタジアム(ビジター)

De3-3広島

本塁打 佐野 8号(4回表ソロ) 、 ソト 14号(4回表2ラン)※Deのみ