ベイスターズさんの甲子園での粘り勝ち問題

 阪神甲子園3連戦の初戦を落としてしまいました。まず、1勝はとりたいところですね。

   ■梶谷隆幸の思い切りのよい走塁が流れを呼ぶ

【2020年7月11日阪神戦】

 本日はDe今永、阪神西のエース対決。どちらもランナーをだしつつも低めを丁寧に投げるピッチングを続けます。しかし今永投手は、2回裏につかまります。大山選手の2ベース、ボーア選手の2ラン本塁打。どちらも悪いボールではないのですが、上手く捉えられてしまいました。

 ただし今永投手はその後、打ち崩されることなく、粘り強く投球。阪神サイドにペースを渡しきらないまま、2点ビハインドで試合は後半戦に進んでいきます。

 8回表。阪神のセットアッパー・スアレス投手の立ち上がりが悪く、無死満塁に。宮崎選手が最低限の内野ゴロでビハインドは1点に。

 9回表はストッパー・藤川投手が登板。1死で梶谷選手が四球。次の桑原選手がセンター前安打を放ったときに、センター・植田選手がゴロを取り切れない間に、梶谷選手が1塁から一気に本塁まで陥れて同点。続く、ソト選手が2ランを放ち、鮮やかな逆転勝利を奪うことができました。

 ポイントは植田選手のミスと、そのミスに付け込んだ梶谷選手の走塁。相手のミスは流れを引き寄せ、そのミスに付け込んだファインプレーはチームを勢いづけます。最終回でのこのプレーは大きかった。もちろん、ソト選手の藤川投手のストレートに的を絞った本塁打もさすがでしたけどね。

  ■上田二朗さんが「諦めやすいチーム」って言うのを止めさせたい

 試合終了後、甲子園ではお馴染みの阪神びいき解説・上田二朗さんが「横浜は終盤ですぐ諦めてしまうチームなんですけどね」とつぶやいていました。上田二朗さんは以前にも、ベイスターズさんがビハインドで最終回を迎えたときに、「横浜は終盤ですぐに諦めるチームなんで」と言っていた記憶があります。上田二朗さんにとって、甲子園でのベイスターズっていうのは、そういう認識なんでしょうね。

 昨年は梅野選手のサイクル安打や、大山選手の延長サヨナラ安打。それ以前も、ベイスターズの甲子園、阪神戦はあまりいいイメージはありません。

 まず、上田二朗さんが「横浜は終盤ですぐに諦めるチームなんで」と言わないようにすることを目標にしてほしいですね。少しずつでも印象を変えていってほしいなあ。甲子園のベイスターズファンのためにも、本日のような試合が少しでもできればいいなあと思います。

 

横000000013|4

神020000000|2

阪神甲子園球場(ビジター)

De4-2阪神

勝利投手 石田 (1勝0敗0S)

本塁打 ソト 5号(9回表2ラン)※Deのみ