乙坂智の一球に向かう集中力問題

 前日に劇的なサヨナラ負けを喰らいました。東京ドーム巨人戦、勝ち越して3連戦を終えたいですね。

 【2019年8月25対巨人戦】

 本日は今永投手、山口俊投手、両エース投手が先発でした。試合は緊迫した投手戦です。今永投手はストレートと変化球を織り交ぜた好投。阿部選手や若林選手に粘られるシーンもありましたが、我慢強く投げて6回115球無失点。前回登板では140球完封だったので、早めにリリーフにつなぎました。リリーフも好投で継投による完封。見事でした。

 打線は山口俊投手をどう打ち崩すかがテーマ。前回は好投されてしまいましたが、本日は得点を挙げることができました。

 山口投手はランナーを出したり、ちょっとリズムを崩すとガタガタっといってしまう性質がありましたが、今季はランナーが出ても安定しているみたいですね。安定感を勝ち得た山口投手を捉えるのは簡単ではありません。数球に1球、あるかないかくらいの割合の抜けたボールをいかに捉えるかにかかっていました。

 本日、大事な場面で山口投手を捉えられたのは乙坂選手でした。3回表の先制タイムリーは球に逆らわないバッティング。7回表の追加点となるタイムリー3ベースは初球の抜けた変化球を強打できました。

 山口投手も下位打線ということで気を抜いていたのかもしれませんが、乙坂選手もよく打ちましたね。

 乙坂選手はもともと身体能力の高い選手です。打席でしっかりと強いスイングできているのが好感を持てますね。今季は宮崎選手の負傷抹消から出場機会が増えました。このチャンスを逃さず、「ここで1本ほしいな」という場面でしっかりと仕事をできるようになってきました。 

 勝負強い打者ですよね。気持ちの強い選手なんでしょうね。個人的には6番に置きたい選手だと思うのですけど。まあ、チーム事情は時々刻々と変化するんで、まず、今もらったチャンスを生かしてほしいですね。一つ一つ階段を昇って、さらなる高みを目指して、チームの好打者を超えて日本の好打者にまで成長してほしいです。

 

8月25日 東京ドーム(ビジター)

De3-0巨人

勝利投手 今永 (12勝5敗0S)

セーブ 山崎 (3勝2敗26S)

本塁打 ソト32号(8回表ソロ)※Deのみ