柴田竜拓のインパクト直後のグリップ問題

 まずは連敗を止めること。話はそれからだ。

  【2019年8月17対広島戦】

 先発は石田投手。立ち上がりから調子よく打者を打ち取ります。3回表にピンチがありましたが、踏ん張って切り抜けました。6回4安打無失点。今、一番頼りになる先発投手かもしれません。次回もよろしくお願いいたします。

 打線は、相手先発のモンティージャ投手が荒れていたということもあって、大量8得点。筒香選手の200号本塁打も含んだ2本の本塁打もありました。ここ最近はレフト方向の本塁打が多かったのですが、ライト方向に1本出たのがよかったです。戸柱選手もバッティングは調子良さそうですね。

 試合としては、中盤に膠着状態になった後、追加点となった柴田選手の本塁打も大きかった。柴田選手ね、今月は打率4割越えと、バッティングの調子がいいですよね。

 ここ最近の柴田選手のバッティングを見ていると、インパクト直後にグリップを軽く握っているんですよね。これ、仮説というか、なんというか。肩に力が入っておらず、スムーズなスイングができている結果なんじゃないかと思うのです。

 7月に関根選手が2軍で調子よかった。その時の動画を確認してみると、インパクト直後にグリップを軽く握っている。しかし、その後1軍にあがったときの打席を見ると、フォロースルー時にグリップをがっつり握っていたのです。関根選手は自分らしいバッティングができずに、また2軍落ちしてしまいました。

 柴田選手って守備の人っていうイメージがありますけども、バッティングが年々成長しているように感じるんです。まだ数字には反映されていませんが、何かをつかみかけているように見えます。

 柴田選手に限らず、各選手、チーム状態によって起用のされ方がその時によって違います。一つ一つやるべきことを続けていれば、日の目を見るときがあるはずです。今2軍にいる選手もくじけずに、長所を鍛え続けてほしいなあと思います。

 とりあえず、連敗が止まってよかった。暑い日が続きますけど、首位についていってほしい…だよー。

8月17日 横浜スタジアム(ホーム)

De8-3広島

勝利投手 石田 (3勝0敗0S)

本塁打 筒香24号(2回裏2ラン)、柴田2号(7回裏2ラン)、筒香25号(8回裏ソロ) ※Deのみ