石川雄洋がグラウンドに立っている意味問題

 8月頭の天王山3連戦、まずは勝ち越しを決めました。できれば3タテしてほしいなあ。

 【2019年8月4対巨人戦】

 先発は今永投手でした。ピンチの場面を多く見ましたが、要所を抑えるピッチング。ちょっと、疲れが出てるのですかね。心配ですが、悪いながらでも、リードを許さずにリリーフにつなげる仕事はしっかりこなしました。

 リリーフ陣に関しては、前日のパットン投手の抹消もあって、6回武藤投手、7回エスコバー投手、8回国吉投手という布陣でした。エスコバー投手の登板は上位打線と相対する場面だったので、ここを重要視したのだろうなあと思いました。とりあえず、1点差リードの大事な試合で武藤投手と国吉投手がプレッシャーに負けずに投げ切ったというのは大きな収穫です。

 試合展開、そして優勝争いする中では、パットン投手のいないなかでのリリーフ陣をとりあげるべきかと思いましたけど、本日は石川選手にしときましょう。しょうがないよね。もう。

 本日の石川選手は、1点リードの勝利試合における大事な大事な1点をもぎとった3ベースを放ちました。打点というわけではないのですが、この3ベースが嶺井選手のタイムリーを引き出しました。そして、この3ベースは石川選手の記念すべき1000本安打となりました。

 暗黒期も、それを抜け出すきっかけとなった主将期も、初めてCS出たときも、ベイスターズのユニフォームを着ていたのは石川雄洋選手でした。日本シリーズには出れなかったけれど、今季、もし、出ることができたら、それは雄洋選手のおかげ。10連敗を止めた雄洋選手の本塁打は「FOR REAL」案件となることは間違いないでしょう。

 低めの変化球をレフト方向に流すバッティング、バックスピンをかけるバント、そして、そこは無理しなくてもいいんじゃないかというような場面で披露されるヘッスラ。でも、やっぱり雄洋選手は泥にまみれた姿が一番似合う。そんな彼の姿を選手たちはちゃんと見ています。

 ラミレス監督、三浦コーチ、筒香選手、彼らがいる中で、1000本目を決められてよかったですね。

 それにしても、本日の試合は大きいなあ。首位・巨人に対して3タテ。0.5差。熾烈な優勝争いになってきましたね。ただ、来週は9連戦。暑い日が続き、体力も削られるでしょうが、粘って、首位についていきましょう。

 

 

8月4日 横浜スタジアム(ホーム)

De3-2巨人

勝利投手 今永 (10勝5敗0S)

セーブ  山崎 (2勝1敗25S)

首位と0.5 ゲーム差