エース・今永昇太のバージョンアップ問題

 ベイスターズさん、現在、連勝を伸ばしております。人間とか、人間が集まったチームってのは、バイオリズムがあるので、勝つときがあれば、負けるときもあります。いいときは下を見ない。勝てるときは一気に勝ち続けていきましょうよ。

 【2019年7月25阪神戦】

 先発は今永投手。先週とは打って変わってストレート主体のピッチングでした。しかしながら、球速は145㎞前後と、あまりスピードが出ていませんでした。三振数(9回で4奪三振)も少なかった。ところが、相手阪神打線がストレートに押されたようなファールを打っているんです。球に力はあったのかなあ。

 序盤は変化球がストライクにならないことが多かったのですが、尻上がりによくなっていきました。配球、組み立てがよかったのですかね。今永投手の調子自体はあまりよくなかったのかもしれないのですが、投球術というかバッテリーの勝利というか、いつの間にか完封してしまいました。

 打線は中盤まで、ロペス選手のタイムリーと宮崎選手の内野ゴロの間の2点しかとれなかったのですが、9回2死から一挙4得点。完封間近だった今永投手がヒットでつないでからの連打で4得点というのが、ポイントですね。自分で自分のピッチングを楽にしました。

 チーム全体から見ると、対阪神戦初戦にリリーフ陣を大量投入したということもあって、できればリリーフ陣を休ませたかった。今後のことも考えると、本日の今永投手の完封は、非常に大きかったですね。

 今永投手は悪いながらも完封? もしかしたら、チームのことを考えて、球数を減らすように打たせて取るピッチングにシフトチェンジしたとしたら…これは相当なピッチャーに育ちましたよ。

 いやいや、序盤は変化球がストライクにならなかったので、それはないわ。それでも、悪いながらも(?)完封できたという今永投手、充分にバージョンアップしてますね。

 

7月25日 阪神甲子園球場(ビジター)

De6-0阪神

勝利投手 今永(9勝5敗0S)