ホセ・ロペスがローボールヒッターに?問題

 ビジター対阪神戦、初戦を引き分け。とりあえず、まず1つ勝ちたい。

 【2019年7月24阪神戦】 

 本日は投手戦でした。先発の濵口投手が好投。コースを投げ分け、ストレート、チェンジアップ、スライダーをしっかり腕を振ってなげる、彼らしいピッチングでした。7回1失点。唯一の失投、北条選手の被本塁打はカウント3-1からストライク欲しさに投げてしまったど真ん中のボールでした。それ以外にはさほど完璧に打たれた当たりはあまりなかったように見えました

 悪い時は、コントロール難に陥る濵口投手ですが、ここしばらくはいい濵口投手が続いています。濵口投手も含めて先発投手が揃ってきましたね。

 リリーフのパットン投手はまだ、抜け球がありますが、ストレートとスライダーをうまく使って三者凡退。ヤマヤス投手はボール自体にやや不安はあるものの、彼らしい投球術で打ち取っていました。

  打線はロペス選手の2ランと柴田選手のタイムリーで3得点。サブマリンの青柳投手から打ちあぐみましたね。ベイスターズ打線が苦手とするタイプの投手です。タイミングが合ってませんでしたが、よく得点できました。

 本日は、そのうちの2得点を叩き出したロペス選手について。シーズン前半は得意としていた真ん中高めから外角高めのストレートを打ちきれず、外野フライに終わっていたことが多かった。ロペス選手でも寄る年波には勝てないのかしら。と、私は思ったのですけども、ある時期から流し打ちをすることが増え、打率がアップ。そのうちに本塁打も出るようになりました。

 ただ、いつものように真ん中高めのストレートを本塁打にするのではなく、低めのボールをすくいあげるような本塁打が多いですね。本日の本塁打アウトコース低めの変化球でした。

 ハイボールヒッターからローボールヒッターに。私は、ロペス選手って齢を重ねることでホームランバッターからアベレージヒッターにシフトチェンジをするのだと思ってましたが、ローボールヒッターにシフトチェンジするとは。それにしてもまだ、本塁打が打てちゃうんだなあ。

 その代わりというか、低めのボール球にも手が出るようになってきました。諸刃の剣といいますか、ボール球を振るようになって調子を落とすのもロペス選手。これも「チャモ(やんちゃ坊主)」と呼ばれる所以でしょうか。「来た」と思ったら、手が出ちゃう。調子に乗りすぎて調子を落とさないようにしてほしいですね。

 ベイスターズさんは引き分けを挟んで4連勝。首位から6.5ゲーム差。かすかではありますが、巨人さんの背中が見えてきましたね。このまま追いすがっていきましょう。

 

7月24日 阪神甲子園球場(ビジター)

De3-1阪神

勝利投手 濵口(5勝3敗0S)

セーブ 山崎 (1勝1敗21S)

本塁打 ロペス23号(4回表2ラン)※Deのみ