対阪神戦の奇襲?問題

 交流戦後の広島戦を乗り越え、鬼門の阪神戦です。

  【2019年7月2阪神戦】 

 本日の試合、終わってみれば4-0の勝利ではありましたが、ところどころ鬼門の阪神戦を意識しているように感じられる点がありました。

 まず、ルーキー・上茶谷投手の先発登板。交流戦休みがあったことでローテの組み換えができましたね。広島戦で投げてもよかったのでしょうが、あえての阪神戦。ルーキーということで、苦手意識が薄いということと、5月25日の阪神戦で好投してますからね。本日は逆球が多かったですけど、球のキレがよかったです。逆球といっても真ん中には集まらず、真逆にいくので、コースは突いていましたしね。

 打線では佐野選手の2番起用ですかね。昨年まで、それほど試合に出ていたわけでもないので、既存のレギュラー陣より苦手意識はないのかもしれません。前の試合では同点タイムリーを放って、調子もよさそうですしね。貴重な2打点を放ったのも佐野選手でした。

 ほかには3番宮崎選手、5番ソト選手、6番ロペス選手と打順も組み替えてきました。この3選手は特に現状、好不調の波はないので、心理的なリフレッシュを狙ったものなんじゃないですかね。わからないけど。

 それと、リリーフ運用も普通ではありえないような起用をしてましたね。7回から8回までエスコバー投手を回跨ぎさせつつも、先頭打者の打席にも立つというね。ピンチでもないのに6回2死からは1人1殺に近い形で起用していました。相手チームにペースをつかませないために石橋を叩いたってことですかね。リリーフ陣は大変だったかもしれませんが、この1試合にかける気持ちはわかりましたね。

 阪神さんは中盤からヒットが出始めていたので、流れを止める意味もあったのかもしれませんね。投手交代で、一旦、流れが止まりますもんね。結構、そういうマシンガン継投、ラミレス監督、好きですよね。ゲーム展開を読んだ上での投手起用しますね。2016年のときも、須田投手、タナケン投手、三上投手をどんどんつぎ込んでいた記憶があります。

 ある種、これらの起用法って、ラミレス監督の奇襲だったのではないかなあと思います。簡単には勝たせてくれないだろうから、こちらから先に動く。阪神さんの動きを後手に回させる。よって、試合の主導権を握る。

 本日の試合はとても大事だった。今季にとっても大事。このカードの頭を1つとったことで、残り2戦も優位に進められるのではないでしょうか。

 できれば、もう一つ取りたいですね。明日の先発は濵口投手。思い切っていってほしいですね。

7月2日 横浜スタジアム(ホーム)

De4-0阪神

勝利投手 上茶谷 (5勝3敗0S)

本塁打 佐野3号(3回裏ソロ)※Deのみ