国吉佑樹と藤岡好明の力がチームの浮沈を左右する問題

 広島戦2連勝。できればスイープしたいなあ。

 【2019年6月30対広島戦】 

 私事なんですけど、本日、鍵をなくしましてね。いや、すぐ出てきたんでいいんですけど。大事ですよね。鍵って。鍵をなくすと、超ブルーになるんですよね。ちゃんと生きようって思っちゃう。

 変な文章の入り方をしましたけど、本日の先発は井納投手。しっかりコースに投げ分けつつ、ランナーを出しても要所をを抑えるピッチング。6回97球無失点という内容でした。井納投手はね。中盤に急に崩れることがあるんで、本日のような1点を争うような試合は、代えどころが難しいですよね。

 代わって出てきたのが藤岡投手。今季は負け試合での登板が多いですが、2日連続勝パ投手を使い切っているので、出てきたということでしょうかね。

 ですが、2失点。いいコースを突いていたのですけど、スライダーを狙われたのでしょうか。メヒア選手にホームランを打たれてしまいましたね。

 勝パをなるべく出さない試合ということで、本日のポイントとなったのが国吉投手の回跨ぎ登板。1イニング目は三者凡退に切って落としましたが、2イニング目は自ら作った無死満塁というピンチをつくってしまいました。それでも0点に抑えるという好投。今季の国吉投手はちょっと違いますね。ひどい試合(新潟)もありましたが、今までよりもストライクが入る。

 打線はね。幾度もチャンスを作っていたのですけど、ここ一番で打てない場面が多かった。それでも、1アウトで負けという9回裏に、代打佐野選手が同点タイムリー。今季前半はこのまま負けてしまうことが多かった。今のベイスターズさん、持ってますね。

 結果、2対2の同点のままで試合終了となりました。それでも勝ちに等しい引き分けなのかもしれないなと思いました。当然、そんなものはないのですけど。

 本日の試合、そして、今季のキーマンとしてあげたいなと思うのが、国吉投手と藤岡投手。そういえばこの2人、対称的ですね。

 2人とも敗戦処理に近い形の場面で投げることが多い。で、国吉投手はストレートとカットボールのスピードがありますが、コントロール難。藤岡投手はコントロールは抜群によいのですが、ストレートに力がない。

 国吉投手は四球と真ん中近くに来るボールが怖いのと、藤岡投手はコントロールがよすぎて、うまく合わせられると連打を喰らってしまう可能性がありますね。

 2人とも、もう一つ、何かがあれば勝パになれるのかもしれませんが、まあ、でもね。この立場の投手も大事ですよ。

 昨季前半は三嶋投手がこの立場にいましたね。回跨ぎで我慢して投げて勝利投手になったことも多々ありました。敗戦処理と言われる、この立場。結構大事なんですよね。

 ビハインドだけど、投手が好投すると、流れがやってくることがあります。リズムが作れるのですかね。守備の時間が短くなると、バッティングに集中できるとかっていうのがあるのかしら。よくわからないですけど。でも、敗戦処理の投手が好投して、逆転勝ちっていうのは多々あります。

 今のベイスターズさんは、打線が好調(一時期に比べれば)。逆転勝ちも増えてきました。となると、国吉投手や藤岡投手のような立場の投手が好投することによって、落としそうな試合も拾えることが増えるのではないかと思います。

 今季は国吉投手と藤岡投手、頑張ってますね。ちょっと前までは武藤投手もよかったですけど。今後もこの立場の投手に頑張ってもらいたいです。彼らがチームの浮沈を左右するのではないかと思っています。いなくなってしまうとその重要性に気づく。まさにキーマンですね。

 

6月30日 横浜スタジアム(ホーム)

De2-2広島