ネフタリ・ソトはスランプを脱却したのか問題

 鬼門だったソフトバンク戦を1勝1敗1分で乗り越えました。残った交流戦カードは全てハマスタ。地に足をつけて、勢いを作ってほしいですね。

 【2019年6月18日本ハム戦】

 先発は平良投手。立ち上がりは少々不安がありましたが、2回以降は無安打無失点に抑えました。真ん中付近に入る変化球が多々見られましたが、空振りの連発。キレがよかったのですかね。平良投手というとピッチングフォームが変則であることと、持ち球にシンカーがあるということが特長ですが、日ハム打者陣はちょっと面食らったのかもしれませんね。パリーグにはこういうタイプの投手が少ないのでしょうか。ストレートにスピードはありませんでしたが、低めにボールを集めるナイスピッチングだったと思います。

 本日は相手先発が上沢投手。カーブが効果的でなかなか打てませんでしたね。ソト選手の当たりが上沢投手の膝に当たり、降板することになりましたが、もし、あの場面がなかったら、最後まで勝負はわからなかったのではないでしょうか。

 試合はソト選手のソロ本塁打と大和選手の2点タイムリーの3得点。投手陣は完封リレーと、危なげなく勝つことができました。

  このソト選手の本塁打、内角低めのボール球をレフトスタンドに運んでいました。レフト方向への本塁打は久しぶりではないですかね。しかも、内角のボールをさばいての本塁打。ここしばらく、ストレートをライト方向へ運ぶ本塁打しかみなかったですね。振り遅れっぽいところに、偶然、バットに当たったみたいな当たりが多かった。しかも、打ったボールは投げミスっぽい真ん中から外側のストレートがほとんどでした。もしかしたら、本日はソト選手にとっての一つの分岐点になるかもしれないなと思いました。

 6回裏に上沢投手に直撃した当たりもよかったです。内角の変化球をうまく合わせて打ちましたね。抜けていればセンター前ヒットでした。上沢投手は心配ですけど。

 ソト選手は脱力したようなフォームから肘をうまく畳みながら、ボールに合わせることのできる選手です。今までは初動が遅かったのですかね。今までの本塁打とは違い、今回はなにかきっかけとなりそうな本塁打となったのではないでしょうか。いや、そうなってほしい。

  

6月18日 横浜スタジアム(ホーム)

De3-0日本ハム

勝利投手 平良 (1勝1敗0S)

セーブ 山崎 (1勝1敗14S) 

本塁打 ソト20号(4回裏ソロ)