宮崎敏郎の”バットの出”問題

 打線が上向いているのかな。ちょっとずつではありますが、期待が持てるようになってきました。

 【2019年5月1日対ヤクルト戦】

  先発は大貫投手。本日もスライダーとツーシームがうまいこと相手打者を翻弄していました。シンカー気味に落ちるツーシームは右打者の内側を食い込んでいきます。スライダーも持っているので、左右に振れるのはいいですね。

 打線はつながるようになってきました。大和・雄洋両選手によるヤマタケコンビの1,2番がしっかりと出塁しているので、主軸が返すという流れをしっかりつくれている。点が線になっていますね。打線が復調していると同時に、ベンチにも活気が出てきたように感じますね。

 本日は宮崎選手が21打席ぶりにヒットが出ました。6回裏。2点リードで2アウト1,2塁。前打者のロペス選手は敬遠での出塁。観客のボルテージも上がっておりました。

 これまでの宮崎選手は低めを引っ掛けてゴロに、高めは詰まってフライになってました。好調時には高めはポイントを前にして強打、低めはぎりぎりまでポイントを後ろにして流し打ちでヒットにしていましたね。

 ”やきう勘”みたいなものがズレていたのでしょうか。不調時は躊躇していたのでしょうか。なかなかうまいことバットが出なかったように感じました。

 ”やきう”でなくても、「また失敗するんじゃないか」と後ろ向きに考えるようになるとどんな問題でも躊躇してしまう。そういう感覚が宮崎選手にあったんじゃないかなあと想像してしまいました。

 宮崎選手はこの日、2安打。バットがすんなり出たヒットでした。ファンの声援、ベンチの空気が後押ししたのかもしれませんね。宮崎選手の気持ちが乗ったヒットだったように見えました。

 またちょっと物語調に書いてしまいました。技術面での試行錯誤もあったでしょうし、もしくは変えないことで、突き通した面もあったでしょう。

www.sanspo.com

 ただ、18m44の距離の中で140㎞、150㎞のスピードボールと戦わなければならないとなると、ちょっとした躊躇、心境の変化で”バットの出”に影響を及ぼすことはあるだろうなと。

 宮崎選手にはこれを機に復調してもらいたいです。1,2番が機能して主軸がいつも通りの働きをしてくれれば、かなり怖い打線になりますよ。

 

5月1日 横浜スタジアム(ホーム)

De5-1ヤクルト

勝利投手 大貫 (2勝1敗0S)