今、調子のいい読売さんとの3連戦。初戦を取られて2戦目です。一旦、ここを取っておきたいですね。
【2019年4月6日対巨人戦】
先発は京山投手でした。前回登板を踏まえて、今回はピシッと投げてほしいところでしたが、逆球が多かったです。初球、2球目といいボールがあっても、締めの1球が甘かったり、高かったり。ピリッとしませんでした。
再三ランナーを出しましたが、4回2失点。調子が上がらない中、なんとかまとめようとはしていたところはぎりぎり評価ができるのではないでしょうか。
打線は爆発してくれました。1番神里選手が2安打。2番柴田選手はランナーを送る内野ゴロと四球による出塁1。当たりの出てない宮崎選手にもヒットが出ました。筒香選手に1発。ロペス選手の猛打賞。オープン戦で不調だった倉本選手の決勝タイムリーもよかったですね。
相手のスキを一気に攻め込めた試合でした。今後もこういうゲームをしっかり拾っていってほしいですね。
さて。本日ピックアップするのは嶺井選手です。というか裏テーマは捕手のリードをどう見るのか問題です。
私、嶺井選手が入ってきたとき、ちょっと期待したんですね。黒羽根・高城体制のときって、アウトコース一辺倒のリードが多かったけど、嶺井選手はインコースも攻めるリードをしていたような気がしたんです。後ろに逸らすし、盗塁も走られてしまうけど、強気なところが好きだったんですね。
本日、マスクを被っていたのは嶺井選手だったのですけど、京山投手のときはアウトコース一辺倒に要求。ほかの投手のときは、インコースも要求していました。
これって、どういうことなのかなあと思ったのですが、本日の京山投手って逆球が多かったんですよね。ということは、アウトコース要求していても3球に1球くらいはインコースにいっちゃうわけですよ。毎回アウトコースに要求していても自然と両サイドに散らしたことになっていたということだと思うんです。
で、先日リードについてのコメントを求められたこともあったので、ちょっと私なりのリードについての解釈を勝手に述べたいなと。
バッティングってインコースを打つのが難しいわけです。肘を折りたたまなければならないから。でもインコースが危ないと思われがちなのは、投手って死球を避けたいから、インコースを攻めづらい。だからインコースを要求すると真ん中にいっちゃうってことがあるわけです。本当はインコースぎりぎりの球はなかなか打てない。
ではアウトコースはどうなのかというと、打者から見て一番遠いコースなので、手が出ないことがある。ただし、低めならいいですけど、ドアスイングでも高めに浮いた球は一発持っていかれてしまう可能性もあるわけです。特に横浜スタジアムなんかはライト方向への風が強いですからね。右打者の場合はちょんと当てただけで本塁打になることもある。
ほかにも、打者によって好きなコースがさまざまだったり、無死ランナー2塁だったら、無理やりにもライト方向へのバッティングをしようとするので、右打者ならインコース、左打者ならアウトコースを攻めていくことになる。また、投手のコントロールの良し悪しってのもリードの中では考えなくてはならない。
さまざまな要因をプロの捕手は頭の中に入れてリードをするわけですよね。素人が「あのリードはいい」「あのリードはよくない」って簡単に言えるわけがない。
でもね。「あのときにこのコースを要求したのはなんでだろう」ってファンが勝手に思うのは自由なんじゃないかなあ。そういうことを勝手に考えることでやきうの見方が広がるんじゃないかとも思うのです。
ということで、私の場合、リードに関しては、「あのリードは好み」「あそこでなんでああいう球を投げさせたのかなあ」とかを勝手に思っているだけにしています。
で、嶺井選手について話を戻します。これも個人的な話なんですけど、宜野湾キャンプを観に行ったときに目の前で「シュッ、シュッ」と言いながらティーバッティングの練習をしていたので、ちょっと応援したくなっちゃいました。まだ、捕手としては伊藤選手の方が総合的な実力が高いような気がしますけど、少しずつでもいいから一歩一歩成長してほしいです。
4月6日 横浜スタジアム(ホーム)
De9-2巨人
勝利投手 国吉 (1勝0敗0S)