三上朋也の変えない表情問題

 本日から巨人戦3連戦。相手先発は菅野投手。ベイさんは今永投手。両エースのガチンコ勝負です。頭は取りたいなあ。

 【2019年4月5日対巨人戦】

 両投手の立ち上がりは本塁打2本ずつ献上するもあとはゼロ行進。見ごたえのある投手戦でした。どうも球場の風が結構強かったようでホームラン風だったようですね。7回表に今永投手がゲレーロ選手に投げた真ん中低めのストレートをスタンドに運ばれてこれが決勝点。ゲレーロ選手の得意なところだったので、今永投手の失投ともいえるのではないでしょうか。

 今季の読売さんはちょっと強いみたいですね。シーズン序盤であまり走られないよう、明日、明後日は叩いておきたいところです。

 さて、本日スポットを当てたいのは三上投手です。

 一昨日にサヨナラ押し出しという最悪の結果を残してしまった三上投手ですが、本日は1死満塁というピンチでマウンドに上がり、見事に抑えてくれました。

 三上投手ってコントロールはよくないですけど、切れの良いストレートとスライダーでズバズバ、打者に向かっていきますよね。そして、どんなときでもすごくいいのが表情を変えない。ファーム落ちしてしまっても「ケンジロー(田中健二朗)、ファーム行ってくるわ」って、表情を変えずにロッカールームから立ち去る。(2017年オフの「FOR REAL」)

 こうね。どんなに辛かろうが、どんなに苦しい場面を乗り切ろうが、一定の表情を保ち続けるってなかなかできないですよね。感情を露にする人もそれはそれでいいんですけど、表情を変えない人って、なんか安心する。信用できる気がします。

「ファーム行ってくるわ」

 この言葉の言い回しもいいんですよね。変に落ち込んだ声色を出さずに周囲に気を遣っている感じ。これが泣けてくるというか。直後にパットン投手が即座にハグしてたのも、よかった。ブルペンでも人間的に信頼されているんでしょうね。

 あと、2017年CS広島戦だったかな。三上投手が好投して勝利をもぎとった試合がありましたね。試合終了後も中継をじーっと見ていたのですけど、ビジパフォ席で三上投手のタオルを持って狂喜乱舞していた女性がいましたよ。ネット上では、「あれは奥さんだ」という情報が飛び交ってました。奥さんでなくても奥さんということにしておきたい。そういうことにしましょう。フェイクニュースでもなんでもいい。三上投手の表情はきっと、奥さんに預けているのだ。三上投手の喜怒哀楽は全て奥さんに預けているのだ。私は勝手にそう解釈しました。

 最近、私はAviciiにハマっています。もちろん曲は「Wake Me Up」。三上投手の登場曲ですね。選曲もいいなあ。メロディラインに内なる熱さみたいなものを感じます。三上投手、そのものだわ。

 というわけで、三上投手。今季も厳しい場面でマウンドに立つことが多くあると思いますが、いつも通りに、表情を変えずに打者に向かっていってほしいと思います。何卒、宜しくお願いいたします…だよー。

  

4月5日 横浜スタジアム(ホーム)

De2-3巨人

敗戦投手 今永 (1勝1敗0S)

本塁打 ソト4号(1回裏ソロ)、筒香2号(1回裏ソロ)※Deのみ