佐野恵太はこのまま代打の切り札になっていくのだろうか問題

 いろいろ忙しくて、2試合分を一気に。

 【2019年3月31日対中日戦】

 井納投手が粘りながらの好投。ベイスターズ打線はなかなか相手先発の柳投手を打ち崩せなかったものの、リリーフの小熊投手からのサヨナラ打で勝利。大味な試合が続いたからか、緊迫感のあるゲームでした。

 私、個人的には、梶谷選手に1本が出てよかったなあと。低めの変化球、得意なところでしたね。

3月31日 横浜スタジアム(ホーム)

De3×-2中日

勝利投手 山崎 (1勝0敗0S) 

 【2019年4月2日対ヤクルト戦】

 先発はルーキーの上茶谷投手。期待通りのピッチングだったけど、実践に入ってから初めて、プロの厳しさを肌で感じたのではないでしょうか。キレのあるスライダーも簡単に振ってくれないし、ストレートもきっちり打ってくる。ただ、ランナーが出た後でも、大きく動揺することなく攻めのピッチングをしていたので、並みのルーキーではないような雰囲気を感じます。

 試合は1度は逆転しながらも、再逆転されて負け。相手先発の原樹里も好投していて、均衡したゲームだったのですが、リリーフが出てから一気に流れが変わりましたね。かなり寒そうだったので、リリーフ陣も準備するのが大変だったのでしょうね。開幕直後はそういうこともあるか。

4月2日 明治神宮野球場(ビジター)

De2-5ヤクルト

敗戦投手 パットン (0勝1敗0S)

 今回、ピックアップしたいのは佐野選手。代打成績3-3と絶好調。3月31日はサヨナラ打を放ち、4月2日のゲームでは後に逆転されたものの同点タイムリーを打ちました。

 まだ、3打席ですし、シーズンは長いですから、そう簡単にはいかないときもあるでしょう。でも、立派。今の佐野選手、打席の中で落ち着いている。誰かに代打の極意を聞いたのでしょうか。

 佐野選手って外野手ではあるけど、特に足が速いわけでも肩が強いわけでもないですよね。ファーストはロペス選手がいるし。第3捕手という側面もありますけど、2軍で数か月マスクを被っていただけだし。

 佐野選手の生きる道って、とにかくバッティングなんだと思うんです。長打でなくてもいい。与えられたところで一つずつ成績を残す。その積み重ねによって、ベンチの信用を得ることができるんじゃないでしょうか。

 代打の切り札として活躍する選手になるのか。レギュラーを勝ち取ってスター選手になるのか。どうなっていくのかって、レギュラー争いなど周囲の状況もあるでしょうし、まあ、誰一人としてわからないんですけど、どちらも大事なポジションだし、まずは1軍で居場所を見つけたら、離さないことが大事なんじゃないでしょうか。

 あれ、ラミレス監督が楠本選手に言った言葉とカブッてしまった。「つかんだポジションは離すな」。これって監督の言葉というか、元選手が指導者として使う言葉だなあと。経験上から話しているなあと。感心というか。

 とりあえず、若い選手が頑張っていると、チームは活気づくので、着実に結果を残していってほしい…だよー。