乙坂・ルーセロ・智・ニコラスは今後どんな選手になるのだろうか問題

【2018年9月27日対阪神戦】

 広島戦を連勝。恵みの雨がありつつ、天王山の1戦となる阪神戦です。負けられません。

  先発のウィーランド投手は今季、阪神戦に投げてないんですね。昨季は2勝0敗、防御率1.76。相性はいいはず。

 ストレートは140㎞後半。立ち上がりは不安でしたが、ナックルカーブやチェンジアップがいいところに決まっていましたね。

 相手先発は苦手メッセンジャー投手でしたが、本塁打攻勢で先制。しかし、大山選手のランニング2ランで同点にされ、梅野選手のタイムリーで逆転されてしまいました。

 今までの阪神戦であれば、このまま流れをもっていかれてしまうところでしたが、7回表に乙坂選手の同点タイムリー、8回表にはソト選手のマルチとなる逆転ソロ本塁打で試合を決めることができました。

 ソト選手のマルチ本塁打が勝利を導いたといっても過言ではありませんが、本日は乙坂選手のプレーが大きく試合を動かしました。

 まず、大山選手のランニング2ラン本塁打。センター乙坂選手のファインプレーと思いきや、インプレーでバッターランナーをホームまで返してしまいました。リプレイ検証も覆らず。乙坂選手がボールを内野まで返していれば1失点で済んだところでした。

 …という見方もありますが、モニターから見るといかんともしがたい。バウンドしたのは間違いないのですが、グラブの中でバウンドしたのか、地面に落ちてバウンドしたのかわかりづらい。乙坂選手はアウトの確信があって、内野に返さなかったのかもしれない。頭から飛び込んでのキャッチで、回転レシーブのような受け身を取っていたので、ボールを返せなかったのかもしれない。せめて、そばまで来ていた筒香選手に返しておけば。いや、そうしたのだけど、結局間に合わなかっただけなのかもしれない。

 ところが、この乙坂選手、後に同点タイムリーを放つんですね。逆転された直後の7回表、1死1,3塁という絶好のチャンス。内野は前進守備。そこで乙坂選手はブンブンに振り回すんです。当たった打球はわずかにセカンドの横を抜けてヒットとなり、この1点で流れを取り戻しました。

 乙坂選手、肘も折らずにブンブン振り回しますよね。これ、相手投手からどう思われるんでしょうね。嫌だなあと思うのか。楽に打ち取れそうだと思うのかもしれない。あの場面では嫌なのかな。

 あと乙坂選手、ガンガンに引っ張りますよね。逆方向の打球って昨年の雨のCS本塁打くらいしか見たことがないなあ。変化球をうまく拾ったバッティングとかもできるようになってほしいなあ。

 もしかしたら、すごいホームランバッターになるかもしれませんけどね。わかりませんよ。その前に、メキシコの野球だけではなく、日本の野球に対してもたくさん試行錯誤してほしいなあと思います。二遊間や一二塁間を強い打球で抜けるヒットだけでなく、違った形のヒットも打てるような打者になってほしいなあ。

 さて、明日はもう一つの天王山、巨人戦です。もう、天王山だらけ…だよー。

9月27日 阪神甲子園球場(ビジター)

De4-3阪神

勝利投手 今永 (4勝10敗0S)

セーブ 山崎 (2勝4敗35S)

本塁打 ソト36号(3回表ソロ)、ロペス25号(3回表ソロ)、ソト37号(8回表ソロ) ※Deのみ

64勝69敗2分 残り試合8

現在3位 2位と5ゲーム差 4位と0.5ゲーム差