ベイスターズ二遊間の打撃問題

【2018年8月11日12日対阪神

 土日に合気道の合宿に行ってまして、ちゃんと試合を観てないんですけど、思ったことをつらつらと。

  8月11日は先発濵口投手が早々に崩れてしまいましたが、12日は先発今永投手が先制点を与えるものの粘りの投球でタイガース打線を封じていましたね。先発投手問題は今年1年の大きな問題点であり、来年以降の課題になると思います。

 打たれてしまったものは仕方ない。序盤3失点くらいであれば、まだまだ追いつける可能性は残されています。そこからどう気持ちを持ち直すことができるのか。特にベイスターズの先発陣は若手投手が多いですからね。持ち直し方みたいなことを学んでいってもらえればなあと。来年あたり、先発のベテラン投手をFAなのかトレードなのかでとってもらって、その人から学んでもらう、みたいなことができればいいなあと勝手に思っています。

 この2日間の打線については、二遊間の野手の活躍が目立ちました。11日は大和選手、石川雄洋選手のタイムリーによって得点。12日は大和選手が5打数4安打の活躍、石川選手が3打数2安打1犠打、11球粘った末の値千金の押し出し四球と大活躍、ハマスタ阪神戦という鬼門を3連戦の最後の試合を突破できました。

 12日は計17安打12点と大量得点を奪えることができましたけども、石川選手の四球で相手投手に大きなダメージを与えることがきっかけになったように思えました。

 二遊間の選手ってやはり守備ができて足の速い選手がいいですね。バッティングに関しては、そんなにOPSが高くなくても、長打力がなくても、相手投手にダメージを与えられる方法論を持っている選手がいれば十分だと思うんです。もちろん、坂本勇人選手や山田哲人選手、浅村栄斗選手。過去のベイスターズでいえばローズ選手のような人がドラフトやFA市場に出てくればいいですけど、そんなにいるわけではない。

 大和選手や石川選手って、待球というか、臭いボールをカットできる力を持っています。2ストライクに追い込まれてからのカット。相手投手の投げる球がなくなって四球になる。これってただの四球による出塁ではなくて、試合展開の中で大きな意味を持つ四球だと思うんです。

 ”やきう”がメンタルスポーツであるということはよく言われてますけども。投手のメンタルを攻めることができれば、後々、失投が増える可能性も出てくる。長距離打者への失投ということになれば、大量点にもつながってくる。もしかしたらですよ。石川選手の四球はソト選手、筒香選手の本塁打にもつながってきたのかもしれない。

 今、ベイスターズには大和、石川、田中浩康といったベテラン3選手に倉本、柴田といった若手2選手がしのぎを削っています。彼らに長打力はありません。いいじゃないですか。なくても。その代わり、試合展開の中でいやらしいバッティングをしてほしい。そして、彼らのいやらしいバッティングに注目してほしいと思っています。

 現状5位のベイスターズさん。4位の阪神さんとも3ゲームと少々離されてしまっていますけど、まだまだCS圏内です。また一つ一つ、勝ち星をあげていってほしい…だよー。

8月11日 横浜スタジアム(ホーム)

De3-8阪神

敗戦投手  濵口 (1勝4敗0S)

8月12日 横浜スタジアム(ホーム)

De12-5阪神

勝利投手   今永 (3勝6敗0S)

本塁打 ソト18号(3回裏ソロ)、筒香23号(6回裏ソロ)、ソト19号(6回裏2ラン) ※Deのみ

首位から15.5ゲーム差