2打席で好調・桑原将志を代えたアレックス・ラミレス監督問題

【2018年7月27日対広島】

 連勝で乗り込んだ首位・広島カープの本拠地マツダスタジアム。上位争いについていくためには大事なゲームです。

  先発はウィーランド投手でしたが、キレがあまりよくなかったですね。悪いなりに辛抱して投げていたように見えましたが、3回裏につかまってしまい、バティスタ選手に満塁本塁打を打たれてしまいました。

 捕手の伊藤選手がインハイを構えていたのですが、中に入ってしまっての痛打。投げ切れなかったウィーランド投手もよくないですが、できれば伊藤選手には中腰で構えてほしかったなあと思いました。ボール球でよかったのになあ。バティスタ選手、インハイのボール球の空振り、よく見るからなあ。個人的な感想ですけど。まあ、全部、個人的な感想なんですけど。

 打線はまた1本が出ない場面が多かったですね。気になったのは5回表。1死1,2塁、1番桑原選手に回ってきたところでラミレス監督は代打・佐野選手に交代しました。佐野選手は鈴木誠也選手の好プレーに阻まれライトフライとなってしまいました。

 当たりはよかったので、佐野選手の代打は失敗とは言い切れない。また、この試合で初めてのチャンスです。5点差も離されているとはいえ、試合はまだ中盤。ビッグイニングを作れれば、逆転も可能です。序盤は制球難で球数が増えていた広島先発・ノムスケ投手。叩くなら今。そう思ったのでしょう。

 さらに、桑原選手は今季、広島戦での成績がよくない。本日の試合でもノムスケ投手の投球にタイミングが合ってなかった。データと試合の流れを鑑みると、ラミレス監督がここで代打を出す理由をうっすらと感じ取れます。

 では、代えなかったらどうなんでしょうね。

 最悪、ゲッツーの可能性もあるけど、ここ数日の桑原選手って、状況に応じたバッティングをしているような気がする。ライト方向に飛ばすか、二遊間を詰めているので、一二塁間と三遊間を狙って転がしにかかるんじゃないかなあ。いい方に考えすぎかな。 

 でも、佐野選手よりも桑原選手に打席を与えて、いい結果が現れた方がチームに勢いが出るような気がします。性格的にもね。後半戦に向けたチーム作りも考えるとね。

 穿った見方をしているかもしれませんけど、ラミレス監督、ちょっと焦っているのかもしれませんね。1年契約だからかなあ。わかんないですけどね。

 とりあえず、明日は勝たないと、2位争いからも置いていかれる…だよー。

7月27日 マツダスタジアム(ビジター)

De1-10広島

敗戦投手 ウィーランド (4勝6敗0S)