山下幸輝が6番打者としてどこまで伸びてくるか問題

 ちょっと悔しい負け方でしたね。9回表、起死回生の中川選手の同点本塁打があっただけに勝ち切りたかったですね。勝負をかけた8回表の筒香選手への代走がなかったら、また違った結果だったかもと思ったりもします。まあ、でも、それもまた、やきう。三嶋投手のスライダーを打ち切った平田選手の一打も見事だったんで、負けるべくして負けたのかなとも思います。

  本日の先発は石田投手。2回裏に集中打を浴びるも7回3失点。まずまずといえばそうなんですけど、もっとやれるはずなので次に期待です。

 リリーフ陣に関しては、砂田投手がもうちょっと踏ん張ってくれればなあと思ったりもしましたけど、皆、よく投げてますよね。最終的には三上投手が大島選手に対して死球を出して押し出しでサヨナラ負けとなってしまいました。あの場面で左打者相手だとストレートとバックドアくらいしか使えないもんなあ。辛い。1死満塁でビシエド選手をホームゲッツーに斬って落とした三嶋投手のように投げ切ってほしかったですけどね。

 打線がもうちょっと頑張ってくれれば…と思ってみるも、状況が状況ですからね。筒香選手が復帰しましたけど、まだ経験の浅い若い選手がスタメンに連ねています。大量点は期待できないですもん。実際、ソト選手が抜けた6月12日以降、4点以上あげたことがない。

 ソト選手、梶谷選手、ロペス選手が帰ってきて、埋まるのは外野とファースト。空いているポジションはセカンドのみですね。現状、柴田選手と山下幸輝選手、田中浩康選手がこのポジションを争っているような形です。どちらかというと山下選手が1歩リードというところでしょうかね。私見ですけど。

 やはり5月31日のサヨナラ打のインパクトが強いのでしょうか。ベイスターズファンの山下選手への期待は高まっているように感じます。なにかしでかしてくれそうなオーラが出てきたような気がします。本日は1点差に詰めたソロ本塁打を放ちました。ナゴヤドームの右中間、一番深いところまでもっていきましたね。

 ただ、あまりにも会心の当たりすぎて、あの一打で「パンチ力のある選手」としてみることはできません。でも、勝負師だなと感じました。

 1球目は低めストレートでボール。2球目の中に入ってきたスライダー系のボールを思いっきり引っぱたいてスタンドまで運んでいます。思いっきり読みが当たったんじゃないですかね。

 ソト選手、梶谷選手、ロペス選手が帰ってきても、結局、きっと6番打者が空いてしまいます。ここに勝負強い山下選手が入ってきたら面白いんじゃないかなあ。

 梶谷-ソト‐ロペス-筒香-宮崎-山下-捕手-投手-大和

 いいじゃないですか。まだまだですけど、楽しみではありますよね。あーあ、早くソト・梶谷・ロペスの3選手、帰ってこないかなあ。で、それまでに「6番山下幸輝」が不動のものとなってほしいです。

6月22日 ナゴヤドーム(ビジター)

De3-4×中日

敗戦投手 三嶋 (4勝1敗0S)

本塁打 山下1号(4回表ソロ)、中川大2号(9回表ソロ)