大和の右打席一本化問題

 慣れませんね。6連勝は2016年の5月以来だそうですよ。それでいて、なんか謎の勝ち方をしましたね。今日はさすがに負けるかなと思ってしまったのは、やはり負け犬根性が染みついているからでしょうか。

  同点で迎えた5回表はエラーもからんで、中日・ビシエド選手の3ランで3点差に離されます。それでも、6回裏に犠牲フライで1点。7回裏は連打で3点をもぎとって逆転勝利となりました。

 本日の試合で打線の中心にいたのは倉本選手と大和選手。下位打線から上位打線につないでいく役割を担った2人が活躍しました。

 勝負強い倉本選手の話はまた別の機会で取り上げることが出てくると思います。とりあえず今は大和選手ですね。

 前カードの巨人戦でも好守、好打、そしてエンドランを決めたり、3番筒香選手の前で粘りのバッティングを見せてくれたりと、今までのベイスターズにはない、ファンを唸らせるプレイを見せてくれています。

 どうやらスイッチから右打席一本化にしたことから、攻撃も守備もいいリズムが作れているようです。

 左打席の大和選手って、流し打ちはできるけど、ほとんど引っ張れませんでしたね。0死または1死ランナー2塁で、最低限でも3塁に送るバッティングをしたいという場面でも、1,2塁間を抜けるような当たりを見ることができませんでした。

 右打席一本化した後は、二遊間を詰めた守備体系のときに、三遊間や一二塁間を狙ったようなバッティングが見られるようになりました。どうやら、今のところは右打席一本化は成功しているようです。

 本人がやりやすい方をやればいいんでね。それはどっちでもいいのですけど、実はこの辺の決断って、ベイスターズに入ったからではないかなあと思ったんです。

 それは、阪神さんの首脳陣とベイスターズの首脳陣の違いとか、どっちがいいとか、悪いとかを言いたいんじゃなくてですね。スイッチは自身が決断したとインスタで言ってましたから。そういうことではなくて、”立場”がそうさせたのではないかなあと思うのです。

 大和選手の移籍って、私、現楽天の藤田一也選手の移籍と重なるんですよね。阪神時代の大和選手もベイスターズ時代の藤田選手も好守のいい選手なのだけど、レギュラーをとりきれなかった。アラサーなのに若手扱いをされていた。ところが、移籍後は中堅・ベテラン選手扱いとなった。”立場が人を作る”という言葉を誰が最初に言ったのか知りませんが、そういうことってあるんだと思うんですよね。やらなくてはならない”立場”になったことが右打席一本化の決断を早めたのではないか。私はそう思うのです。

 藤田選手は移籍後、ベストナインゴールデングラブ賞を受賞し、楽天を日本一に導きました。大和選手もそれくらいの活躍をしてもらいたいなあと思います。できる選手だと思います。

 とにかく。今日も勝った…だよー。

4月13日 横浜スタジアム(ホーム)

De6-5中日

勝利投手 石田 (1勝2敗0S)

セーブ 井納(1勝0敗1S)

本塁打  宮崎 2号(2回裏ソロ)※Deのみ