梶谷隆幸はなぜ2018年、ラミレス監督の評価が低いのだろうか問題

 先日、こんな記事がアップされていました。

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 ファンの中では二遊間論争で盛り上がっているようですが、この開幕オーダーではもう一つ、焦点を当てざるをえないキーワードが含まれております。

7番右翼 梶谷OR細川

 2017年に20本塁打20盗塁を記録した梶谷選手のレギュラーの座が危うくなっているではありませんか。

 ちなみにラミレス監督は2017年の梶谷選手についてこんなコメントを残しています。

 

「三振を150個以上(157)し、得点圏打率(・204)やハマスタでの打率(・194)も低く、安定性を欠いている。不動のレギュラーというには厳しい」

 

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 ライバルとして細川選手とルーキーの神里選手の名前を挙げてますね。

 細川選手はパンチ力のある将来性秘めた選手です。シーズン後半に2試合出場して2本塁打。CSと日本シリーズではそれぞれ打点もあげています。元投手なので肩も強い。フルスクワットで230㎏あげるという筋力の持ち主です。”ヘラクレス”と呼ばれた吉村裕基選手を彷彿とさせますね。

 神里選手は50m5秒台を叩き出す走攻守そろった好選手です。強肩強打も魅力。プロでは未知数ですが、もしかしたら桑原選手をも脅かす選手になるかもしれませんね。

 神里選手はまだわかりませんが、確かに細川選手はスタメンで見てみたい。とはいえですよ、盗塁数の少ない梶谷選手が抜けるってのはどうでしょう。ほかに走れそうな選手は盗塁10で盗塁死11の桑原選手。あと2013年に19盗塁を記録したものの2017年は2盗塁3盗塁死の大和選手ですか。厳しくないですかね。

 走れる選手をランナーに置くことによって、相手投手に余計な神経を使うことになります。実際に盗塁しなかったとしても、次の打者に対してウエストすることもあるでしょう。打者有利のカウントに持ち込める可能性も高まる。また、走者に気を遣いすぎて甘いボールを放ってしまうこともあるでしょう。つまり盗塁のできる選手は存在だけでチームに貢献しているわけです。

 確かに2017年の梶谷選手は三振数が多く、得点圏打率も低かったですね。それでも梶谷選手は2016年5月にホームスチールを記録し、不調だったチームを盛り上げました。2017年5月には満塁本塁打も放ちました。類まれな運動能力を持っており、記録だけでは計り知れない魅力のある選手です。

 以前、私はこんなブログを書きました。

kajiwaradamono.hatenablog.com

 2017年の正月の記事ですね。まだ首位打者もとっていない時期。実際、宮崎選手にレギュラー確約が出たのは2017年の7月でした。

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 宮崎選手の2017年って4月が.302、5月が.352、6月が.321ですよ。遅くないっすかね。レギュラー確約を出すの。

 私思うんです。ラミレス監督ってそうやって奮起を促しているんじゃなかろうかと。それがラミレス流のマネジメントなんじゃねえかと。

 ただしですよ。梶谷選手には実際に奮起してもらわないと、本塁打だけでなく打率も残さないと、好不調の波を小さくしないと、もう”安泰”という立場ではないのかもしれません。あ、私、基本、梶谷選手推しなんで、本当に2017年はもう一つ上のステージまで登ってほしいんですよ。マジで。

 ま、とにかくですね。二遊間だけではなく外野争いも面白くなってきましたね…だよー。