私、2018年は「優勝したのはベイスターズ…だよー」と言いたい問題~今永昇太は真のエースになれるのだろうか~

 スポナビブログさんの記事投稿が終了してしまった…だよー。改めて、はてなブログさん、よろしくお願いいたします。

 はてなブログさんはセンスにあふれたブログ書きの方が多くいらっしゃいますね。私みたいなおっさんがこの中に入っていても大丈夫なのだろうか。浮いていないのだろうか。「だよー」なんて言葉を使っていてもいいのだろうか。

  一応ですね。「だよー」については由来があるんですよ。

 kajiwaradamono.hatenablog.com

 昨年の7月17日、ヒーローインタビューのお立ち台に立った今永昇太投手がインタビュアーから「優勝するのは?」と聞かれ、「優勝するのはベイスターズ…だよー」と答えました。なんだ「だよー」って。気になったので使ってみよう。要はこれが由来です。

 「…」で一間置いてからの「だよー」。この行間にはどういう意味が込められているのか。以前もブログで書いたような覚えがあるのですが、見つからないので、改めて。

 「優勝するのはベイスターズ」。ここまではファンに向けたコメントとしてどの選手もそう答えるでしょう。問題は語尾をどうするか。「です」なのか「だぞ」なのか「だー」なのか。もしくは横浜弁の「じゃん」、博多弁の「ばい」、坂本龍馬のように「ぜよ」なのか。

 多分、今永投手は迷ったのだと思います。だから行間が生まれる。迷ったあげく、今永投手はこの語尾を選びます。「だよー」。

 かつて”視聴率100%男”と呼ばれた萩本欽一さんはこの「だよー」を多用していました。

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 浅草芸人だった萩本さん(コント55号)をお昼の番組に起用したTVプロデューサーの故・常田久仁子さんは、「あなたがた(コント55号)は服装や言葉の使い方が汚い。テレビは女性が観ているんです」と説きました。すると、萩本さんは柔らかい言葉遣いへとシフトチェンジ。テレビの世界で認められるようになっていきます。

 私も約半年間「だよー」を使ってみたところ、刺々しくなりがちなコメント欄がやや柔らかいものになったような気がしました。

 ヒーローインタビューのお立ち台に立った今永投手。スタンドには相手チームのファンもいます。断定した物言いをしてよいものか。言い方によって反感を買うことになるのではないか。迷った挙句、この「だよー」をチョイスしたのではないでしょうか。私は勝手にそう推測しました。

 そのような結論に至ったのは、これまでも今永投手はクレバーな発言を残してきたからなのです。

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 半面、入団時は振り向きざまのゲッツを披露したり、

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 日本シリーズでは円陣で「お前ら全員目を閉じろ!崖っぷちだけど、崖っぷちじゃない。俺らは鳥だ、鳥になるんだ」と叫んだり(『FOR REAL』)とギャグ(?)の才能も高いことが伺い知れます。頭がいいんでしょうね。

 これまで私は年齢的に横浜投手陣を引っ張ってもらいたい投手として井納投手をあげていました。ストレートも変化球も力があって、完投能力もある井納投手こそがエースであるべきだと思っていました。しかし、2017年の成績を見ると、6,7回で突如崩れることが多く、メンタル面で疑問符が浮かび上がるようになってきました。

 今永投手は今後10年チームを引っ張り、鼓舞する存在になりえると思います。スタミナに不安を残す面もありますが、1つ1つ課題を克服していけば、”真のエース”になれるのではないでしょうか。

 あと一点。私が「だよー」を使い続けている理由を言い忘れていました。2017年は「クライマックスシリーズのチャンピオン」という微妙な立場でしたが、2018年はぜひとも「シーズン優勝」そして「日本一」を成し遂げていただきたい。だから、「優勝したのはベイスターズ…だよー」、「日本一になったのはベイスターズ…だよー」と言いたいがために、その伏線として、「だよー」を使い続けているのです。

 過去数年、苦虫を食いつぶしすぎて、食いつぶす苦虫を探していたような状態だったベイスターズでしたが、”今年こそは優勝”という言葉を使っても恥ずかしくはないような状態まではたどり着いたと思っています。

 「優勝したのはベイスターズ…だよー」と言わせてください。選手の皆さん、君たちは鳥だ。鳥になれ…だよー。