白崎浩之が「後がない」と球団から宣告されている問題

①中 桑原将志
②遊 大和
③一 ロペス
④左 筒香嘉智
⑤三 宮崎敏郎
⑥右 梶谷隆幸
⑦捕 戸柱恭孝

⑧二 白崎浩之 
⑨投手

 一度でいいから見てみたい。こんなオーダー見てみたい。どうも私です。

 勝手に来季のオーダーを組んでみた…だよー。っていうか、こんなオーダー、投手から見たら怖いんじゃないですかね。大和選手以外は皆、一発がある。どこからでも点が取れそうな打線だと思うんですけどね。

 あ。もう、おわかりですね。問題は白崎選手ですよ。

 白崎選手、先日の契約更改では球団から「後がない」と言われてしまったそうですね。

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 FAで阪神から大和選手を獲得し、楽天からは戦力外の中川選手も加入したベイスターズ。これまでレギュラーを張っていた倉本選手や柴田選手も黙っていないでしょう。ベテランの石川選手、浩康さんもこのままでは終われない。内野のポジション争いは今までになく、激しいものとなりそうです。

 各球団、「いつになってくれたらやってくれるんだろう」と待ち焦がれている選手っていますよね。カープでいうと堂林選手、ドラゴンズでいうと高橋周平選手。そして我がベイスターズに御座しますのがこの白崎選手なのです。

 あの綺麗な放物線に魅入られると、抜け出せないのですよね。白崎選手の本塁打って打った瞬間にわかる。私にはわかる。私だけではないはず。みんなわかる。「白崎が打ったー」。これだけでベイファンって一段階、テンションのギアがあがるんじゃないですかね。

 日本シリーズの一発も素敵な軌道でした。体のどこにも力が入っていないスイングでした。あれこそが”ソロ崎”の真骨頂だったのではないでしょうか。

 白崎選手のソロ本塁打には華があるというか。品があるんですよ。中畑前監督に「ぼっちゃん」って言われるほど品がある。

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 品がありすぎて、きれいに野球をしすぎる。きっとキレイ好きだから塁がまっさらでないと本塁打が打てないのではないか。得点圏で打てない。打てない。打てない。

 おかしいな。今回は白崎選手の魅力を伝えようと思ったのに。いつの間にか貶めるような文章になってしまった。そんなつもりはなかったのに。こんなはずじゃなかった。

 「こんなはずじゃなかった」。多分、白崎選手本人が一番思っているのではないでしょうか。

 埼玉栄から駒澤大学。いわゆる野球エリートですよ。東都大学リーグでは首位打者ベストナインを受賞。大型内野手として鳴り物入りベイスターズに入団。当時のベイスターズは石川雄洋選手とか山崎憲晴選手がショートを守ってたんじゃなかったでしたっけ。忘れた。あの時期のことをよく覚えてない。

 2016年にラミレス監督は1番サードで固定しようとしてましたね。白崎選手はきっと、我慢して使いたくなる素材なんですよ。でも、私は1番ではなく8番レギュラーとして使ってみたい。

 ヤクルトにいた池山選手はレギュラーを奪取したとき、8番ショートで起用されていましたね。レギュラー1年目は打率.250で本塁打13、三振112。2年目は打率.254で本塁打31、三振120。3年目は打率.264で本塁打34、三振141。”ぶんぶん丸”という愛称はこの三振の多さとフルスイングが由来でした。その後は不動の3番打者としてベストナインを5回も受賞しました。

 白崎選手はフルスイングっていうバッティングスタイルではありませんが、我慢して使いたくなる選手なのだと思うのです。でも、ですよ。最低、打率.250は打てないと使いづらい。特に、現状のベイスターズでは使えるタイミングが少なくなっている。

 そういえば白崎選手、ご結婚されたんですってね。

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 おめでとうございます。もう1人だけの体ではないですから。少なくなったチャンスを一つ一つ、モノにしていってほしいです。ファンはあの本塁打を待ってますから。