筒香嘉智という主役が遅れてやってきた問題 【日本シリーズ2017 第5戦】

11月2日 日本シリーズ 第5戦 横浜スタジアム(ホーム)

De5-4ソフトバンク

勝利投手 砂田 (1勝0敗0S)

セーブ 山崎康 (0勝0敗1S)

本塁打 筒香1号(4回裏2ラン) ※Deのみ

 

 勝った…だよー。今季のベイスターズ、まだ終わってない…だよー。

 

 

 

 まず、相手先発のバンデンハーク投手が初回から15球連続ストレート。これ、驚きましたね。全然打てなかった。ここまでストレートを重ねられたら、変化球、対応しづらいだろうなあ。配球も読みづらいだろうなあと思いました。

 

 

 きっかけは4回裏のロペス選手のツーベースでした。アウトコース高めのストレートを「当てるだけ」っていう感じでライトフェン直。ハマスタはあの方向、打球が伸びるんですよね。それと150前後の高めのストレートって「当てるだけ」で飛ぶんでしょうね。

 

 筒香選手はこの打席をネクストバッターズボックスで見ていたわけです。打席に入って3球目。真ん中高めのストレートを見事にセンターオーバーの本塁打にしてしまう。うわぁ。ってなりましたよ。うわぁ、って。「このボールはこうやって打てばいいんだよ」って、ロペス選手は筒香選手に背中で伝えたかったんじゃないか。そんな勝手な妄想ストーリーを作りたくなってしまいますね。私だけですか。そうですか。

 

 さらに、筒香選手は6回にもセンターフェン直のタイムリー2ベース。一度、逆転されてしまった後の反撃ののろしを上げる一打でした。打ってほしいところで打ってくれましたね。

 

 昨季、私は「筒香嘉智の欲しいところで本塁打をいただける問題」、CSでも筒香嘉智という打ってほしいなあというところで打ってくれちゃう選手問題というタイトルでエントリーを書きましたけども、筒香選手には、本当は決勝打を放ってほしいんですよ。本日は打ってほしいところで打ってくれましたけど、まだ、足りない。もちろん、今季はWBC対応の後、不調になって、マークも厳しくなって、ケガもしてましたからね。そう簡単に打たせてはくれなかった。ただ、筒香選手はベイスターズファンキッズたちのヒーロー。今季はまだ終わっていない。やってもらわないと困るんです。

 

 ヒーローインタビューは筒香選手と回またぎのヤマヤス投手。もしかしたら、他チームファンの方もこのブログを読んでくださっているかもしれないので、筒香選手ヒーローインタビューの「普通です」を説明しますね。ハマスタ筒香ヒロインではお決まりのフレーズなんです。「感触はどうでしたか?」。「普通です」。観客、笑う。ここまでがセットです。むしろ、ベイスターズファンのお客さんはこの「普通です」を待っている。ネット上では略して「FTDS」と称されていることもあります。ソフトバンク・松田選手の「熱男」みたいなものでしょうか。

 

 確か、「FTDS」、ビジターではやらないですよね。間違ってたら教えてください。私の想像なんですけど、相手チームやファンを傷つけないように、そして、ホーム・ハマスタベイスターズファンに喜んでもらうために、熟考した上、練りに練って生まれた言葉なんじゃないかなあと思っています。どうだろう。ベイスターズファンの中では有名な「FTDS」。他ファンの人はどう思うんですかね。

 

 ちなみに、今季、対ソフトバンク交流戦inハマスタでは、ソフトバンク・松田選手に「熱男」をやられましたね。モニター越しですが、私は苦虫を潰したような顔で見ていました。