これでもソフトバンクに勝てない問題【日本シリーズ2017 第2戦】

10月29日 日本シリーズ 第2戦 ヤフオクドーム(ビジター)

De3-4ソフトバンク

敗戦投手 パットン (0勝1敗0S)

本塁打 梶谷1号(6回表ソロ)、宮崎1号(6回表2ラン)

 …だよー。…だよー。…だよー。

 すいません。言葉にならないのです。とりあえずですね。この試合で私が残したツイートを時系列でご覧ください。

-梶原- @kajiwaradamono

やっぱり今永の軸はキレのあるストレートなのである #baystars

-梶原- @kajiwaradamono

なんか周りに何を言われてもいいから、ファーストストライクからガンガン振って、勝っても負けてもいつも通りのやきうをやってほしいかな。#baystars

-梶原- @kajiwaradamono

今永、リズムがよくなってきた #baystars

-梶原- @kajiwaradamono

今永、相当頑張っているのだが、球数多い。でも、しょうがないわ。相手がソフトバンクなんだもの。#baystars

-梶原- @kajiwaradamono

きっかけは梶谷。昨季も今季もCSも日本シリーズも、きっかけは梶谷なのだ。#baystars

-梶原- @kajiwaradamono

梶谷と宮崎はニコイチ! #baystars

-梶原- @kajiwaradamono

桑原、ファーストストライクから狙ってほしい。#baystars

-梶原- @kajiwaradamono

クララが転んだ。 #baystars

-梶原- @kajiwaradamono

正座して観戦してたら手汗と足汗が出てきた。#baystars

-梶原- @kajiwaradamono

やべー試合。やべープレー。 #baystars

-梶原- @kajiwaradamono

どんなプレーがあっても、どんな判定があっても、最高のボールを放り続けるパットン。最高だよ。 #baystars

-梶原- @kajiwaradamono

これでも勝てないソフトバンク #baystars

 まずは今永投手。チェンジアップやスライダーもよかったですけど、やっぱり軸はストレートだと思うんです。インズバストレートで攻められたからこそ、変化球が効いた。シーズンならば「今永、好投」の一言で終わる試合だったかもしれませんが、バンクさんは簡単に今永投手をスイスイと投げさせてくれません。むしろ、どのバッターもピンチなんじゃないかという打席。カウント。イニング。いつの間にか球数がかさんでいきましたね。

 そんな好投・今永投手を救う一打を放ったのは梶谷選手でした。梶谷選手は昨季、ヤクルト戦のホームスチール。CS初戦の同点本塁打。今季はヤクルト戦同点満塁本塁打。CS2戦目の泥んこキャッチャーゴロ内野安打を放っています。そうです。今あげたのはいずれもシーズンとCSの反撃ののろしをあげる一打なのです。やや強引な説かもしれませんが、梶谷選手の1本は、停滞していたチームに光を与えるのだと私は勝手に思っています。

 この一打で私は「この試合、取れる」と思いましたよ。宮崎選手の天才的内角捌きの2ラン本塁打も続きましたしね。

 でも勝てませんでした。倉本選手の捕球ミスと本塁タッチプレイの判定。どのスポーツニュースもこのプレイをフューチャーしますね。倉本選手のプレーってあれ、ランナー柳田選手だったんですよね。柴田選手は1塁で刺してもよかったんじゃないか。倉本選手はあんなに速い送球(球速の方)を想定してなかったんじゃないか。いや、でも、グラブの芯に入ってるじゃーん。とかあれこれ考えちゃいました。でも、しょうがない。本塁タッチプレイもしょうがない。そうなっちゃったんだもーん。

 そして最終回。戸柱選手の打席で終わりましたけど、次の打席は倉本選手。ランナーは2塁。私はアレを思い出しましたよ。98年石井琢朗選手のエラー後のサヨナラヒット。でもまあ、そううまくはいきませんよ。相手はバンクさんだもの。倉本選手までも回してくれませんよ。バンクさん、隙がないわ。

 以前、カープさんとの試合は潮目が5,6個あるっていう話をこのブログで書いた覚えがあります(いつ書いたか忘れた)が、バンクさんとの試合は5個とか10個とか、そういうレベルじゃなくて、全打席じゃね。全球じゃね。そりゃね。こんな試合見せられたらこっちは手汗も足汗もかきますよ。大変だわ。パリーグ全球団。

 ただですよ。初戦に比べると、ベイスターズらしさが少しずつ出てきましたね。今永投手、パットン投手の投球。最高でしたよ。梶谷選手のポール際の本塁打。柴田選手の好守。ロペス選手もヒット性の当たりありましたよ。2本とも好守でアウトになってしまいましたけど。戸柱選手のリードもよかった。筒香選手も2ベースを打ちました。倉本選手だって初戦はいいヒットを打ってますよ。あ、1人、足りない人がいますね。そうですよ桑原選手。まだ日シリノーヒット。いつもの思いっきりのよさが消えてます。無色透明。アウトになってもいいから、初球から打ってほしいなあ。今季東京ドームの逆転満塁本塁打。あれも初球のストレートでしたよね。

 やっぱり、この日本シリーズもキーマンは桑原選手なんだと思います。思いっきり振ってほしいなあ。まず”ベイスターズらしいやきう”をヤる。それだけでは勝てない。神経戦、心理戦、消耗戦。ギリギリまで粘らないと勝ち切ることはできないのだろうなあ、と、この試合で思いました。