ベイスターズ、2017年対広島戦問題【CS final 2017 第4戦】

10月23日 CS Final 第4戦 マツダスタジアム(ビジター)

De4-3広島

勝利投手 ウィーランド (1勝0敗0S)

セーブ 山崎康 (0勝0敗2S)

本塁打 筒香1号(4回表ソロ) ※Deのみ

 勝った…だよー。リーチがかかった…だよー。あと1勝…だよー。やべー、今から、もう、緊張してきた…だよー。

 本日の試合について、一人一殺継投だとか、今永投手中継ぎ登板だとか、インコースを悠々と見送りつつアウトコースを狙い撃ちするベイ打線だとか、打席に立つウィーランド投手への広島投手陣の配球だとか、そのウィーランド投手の選球眼(ゾノアイが乗り移ったんじゃないですかね)だとか、こういった試合展開を勝ち切るラミレス監督の采配だとか。まあ、そりゃあ、言いたいことは山ほどあるのですよ。でも、その辺の話って、多士済済のスポナビブロガーが詳しく書かれると思うので、今回はやめておきます。リーグ優勝を果たしたカープさんに敬意を表して、表題について語りたいと思います。

 表題の件ですが、今季の対広島戦って面白すぎるんですよ。3試合連続サヨナラ勝ちなんかもありました。私が忘れられないのは4月30日の10対9で辛勝した試合です。ベイスターズは序盤に7点取りますが、徐々に追いつかれてしまい、最後は2死満塁の絶体絶命のピンチでした。

 最終的には点差が離れた試合でも、最後まで見逃せない試合が多かったように思えます。どちらも打線が売りのチームなので一方的な試合も少なくはないんですけどね。微妙なバランスのシーソーゲームでも、勢いづいたら止められなくなる。

 どんなゲームでも潮目が1つか2つくらいあって、それはピンチを脱するシーンだったり、チャンスをモノにするシーンだったりするんですけど、広島戦ってその潮目が1試合で数えきれないほど出てくることがあるんですよね。本日の試合だと、1回裏の3失点。筒香選手の本塁打。ウィーランド選手の四球。6回裏の無死満塁。今永投手の登板。見どころが多すぎる。。。

 以前、カープファンの方にコメントをいただいたことがあるのですが、カープベイスターズってどこか似ているんですよね。同時期に暗黒期を過ごし、FAで選手をとられ、ボールパーク化を推進する。。。経緯は違いますけどね。ベイスターズの方が泥水を大量に飲み込んでますから。3年連続90敗を経験して、ヨコハマのチームでなくなる寸前までいってましたから。

 カープの場合はマツダスタジアムの新設。ベイスターズは親会社の変更が大きな転換期だったように思います。どちらのチームも自前で選手とファンを育て上げる、新しい時代の野球経営を目指しているように見えます。巨人×阪神戦が伝統の一戦と言われていますが、広島×横浜戦はセリーグを引っ張るプロ野球新時代の一戦になっていくかもしれませんね。

 今、ベイスターズは須田投手、三上投手が本調子で帰ってきまして、心配だった桑原選手、筒香選手にもヒットが出てきました。まとめ動画のDeファンさんも帰ってきてくれました。これはもう、万全の状態です。この勢いのまま、第5戦に臨んでほしいと思います。