実は今季、乙坂智に救われたベイファン、結構多いんじゃないか問題【CS final 2017 第2戦】

10月19日 CS Final 第2戦 マツダスタジアム(ビジター)

De6-2広島

勝利投手 濱口 (1勝0敗0S)

本塁打 宮崎1号(9回表ソロ)

 勝った…だよー。濱口投手ナイスピッチ…だよー。

 先発の濱口投手はよくもわるくも濱口投手でしたね。コントロール難がありますが、逆に相手打者の的を絞らせない。魔球チェンジアップはどこにいくかわからないですからね。高城選手のリードあっての好投だったように思えました。

 打線もチャンスをものにしてましたね。つぶしたチャンスもありましたけど、カープさんに流れを渡すまでには至りませんでした。宮崎選手先制タイムリー。乙坂選手、ロペス選手の中押しタイムリー(ロペス選手はエラー付きなので打点つかず。梶谷選手ナイスラン)。ダメ押しが宮崎選手のソロ本塁打。試合展開としては完璧でしたね。

 宮崎選手の天才的バッティングは今に始まったことではないので、今回は乙坂選手を取り上げたいと思います。

 乙坂・ルーセロ・智・ニコラス選手は今季打率.190、本塁打2本。主に代打や、筒香選手の守備固めでの登場が多かったですね。しかも、この2本の本塁打は負け試合。数字だけを見ると評価が低くなってしまいます。

 その乙坂選手がCS First2戦目で値千金の3ランを放ってくれました。次の日私はあの本塁打が忘れられず、アルコールの勢いもあって、以下のようなツイートを残してしまいました。

-梶原- @kajiwaradamono 10月16日

#baystars 1泊2日の弾丸甲子園ツアー。初日は後ろの座席の人が吐瀉して担架に運ばれる。2日目は雨でびしょびしょ。全てを浄化してくれたのは乙坂の3ランだった。

-梶原- @kajiwaradamono 10月16日

#baystars 乙坂の3ランはね。甲子園の3塁側で息をひそめて応援していたベイファンにとっては太陽のような本塁打だったのですよ。モニター組やベンチ、打った本人もスタンドに入るとは思わなかったのでしょうけど、3塁アルプススタンドから見ると、綺麗な放物線を描いて(いたように)みえたのですよ。

-梶原- @kajiwaradamono 10月16日

#baystars それは東から昇ったお日様が西へ沈むかのような本塁打だったのですよ。…乙坂選手って今年のペナントで2本の本塁打を放っているのですけど、どちらも負け試合、どちらも9回の代打本塁打でした。「今日負けたけど、乙坂の本塁打見れたね」。

-梶原- @kajiwaradamono 10月16日

#baystars そのうちの1試合、観戦した私はそんな会話を交わしながら帰途につきました。今季の乙坂選手の打率は2割を切っていましたけど、シーズン通して何かやってくれそうなオーラを纏っていました。CSという大舞台で勝利を決める1打。乙坂選手、ありがとうございました。

 本日の乙坂選手のタイムリーも貴重な一打でした。シーズン中、負け試合でしか活躍できなかった乙坂選手ですが、その本塁打に救われたベイスターズファンは多かったと思うのです。ところが、プレーオフでは代打の切り札として勝ち試合で活躍してくれた。ちょっと泣けてくるじゃないですか。

 昨季のゴメス・ゾノコンビに代わる乙坂・細川コンビが、プレーオフの代打の切り札になってくれていますね。

 今季は代打が弱かったと言われているベイスターズですが、これで弱点が一つなくなりました。まだまだ日本シリーズの目は残っています。勝って、笑って、横浜に帰ってもらいましょう。