ノーノー石田健大の交代問題

9月23日 ナゴヤドーム(ビジター)

De13-5中日

勝利投手  石田 (5勝6敗0S)

2位と5.5ゲーム 4位と1.5ゲーム

 

 勝った…だよー。

 

 初回8得点は驚きましたね。中4日の休養でリフレッシュができたのでしょうか。守備の間を抜けるヒットが多く、マシンガン打線を彷彿とさせるバッティングでした。梶谷選手の盗塁も大きかったですね。相手先発・伊藤投手の投球は甘いボールが集まっていたわけでもなかったので、残り9試合も打線には期待が持てますね。

 

 先発の石田投手はノーノーピッチングで6回にマウンドを降りました。これにも驚きましたね。球数は95球。基本、100球前後で先発投手を降ろす、ラミレス監督らしい采配だったのかもしれませんけれども。。。

 

 この交代を見て、2007年中日×日本ハム日本シリーズを思い出しました。第5戦。中日先発の山井投手は8回まで完全試合を続けていましたが、9回は守護神・岩瀬投手に交代しました。1-0という緊迫した試合だったので、「やむなし」という声もありましたが、当時は達成すれば日本シリーズ初の完全試合だったので反対意見が多かったですね。落合俺流采配という味付けもありまして、賛否両論分かれていましたけど、後々、落合監督自身の著書『采配』では「山井は4回に右手中指のマメが破れ、血が噴き出しながら渾身の投球を続けていた。そこに、森コーチがやってきてこう言った。『山井がもう投げられないと言っています』」と明かしていました。

 

 ラミレス監督の投手起用でいうと三浦投手の引退試合を思い出しますね。7回1/3で10失点。6回裏に打席に立ったのも驚きましたが、7回頭にマウンドにあがったのも驚きました。そういえば、あの試合はシーズン勝率5割がかかっていた試合だったんですよね。ラミレス監督の情を感じた采配でした。

 

 石田投手は高校時代にノーヒットノーランを記録していますが、プロでの達成はまだありません。もし、この試合で達成していたら、今後の石田投手の大きな糧になることは間違いありません。

 

 しかしながら、残り9試合は中5日で進行するであろうということと、石田投手は左肩に爆弾を抱えているということを考えると、交代に納得できる材料もそろっています。

 

 諸々わかるんですけど、個人的には続投してほしかったですね。120球くらいまでは我慢してほしかったです。ノーノーできなくても完封の可能性はありました。どちらかが達成できれば、さらにチームは勢いづいたような気がするんですよね。

 

 でも、まあ、基本的にはラミレス監督の采配は私、嫌いではないので、納得はしちゃうんですけど。いや、でも、まあ、続投してほしかったなあ。これ、なんといえばいいのでしょうか。理想と現実の乖離ってことなのかなあ。違うか。