ベイスターズのもう一捻り問題

9月14日 マツダスタジアム(ビジター)

De4-5広島

敗戦投手 エスコバー (1勝3敗0S)

首位から17ゲーム 2位6.5ゲーム 3位と1ゲーム

 負けた…だよー。最後まで胃にくる試合でしたね。

 先発は今永投手。立ち上がりはストレート中心で三者凡退に抑えていましたが、2回はそのストレートを打たれてしまいました。3回は変化球中心のピッチングに切り替えましたが、今度はその変化球を打たれてしまいました。

 フォームは以前のものに戻ったみたいですね。左足に体重をしっかり乗せてから投げているように見えたのでキレは悪くなかったように見えたのですけど、カープ打線がしっかりと球種を絞ってきていたような印象を持ちました。もう一捻りする必要があったのかもしれません。

 8回の失点もそうですね。エスコバー投手のストレートを逆らわずにバットを出されてヒットを打たれています。カープさんが一枚上手だったように見えました。

 ただ、本日の敗戦は8回表、無死満塁で1点も取れなかったのがキーポイントとなってしまいました。1人目の乙坂選手は全球ほぼボール球だったのに内野ゴロ。2人目、G.後藤選手は捉えきれずに三振。3人目倉本選手はショートライナー。

 「ああ、下園選手の選球眼をここで使えればなあ」と思ったのは私だけでしょうか。相手・今村投手は制球に苦しんでいました。しかし、乙坂選手が助けてしまった形になってしまいました。もちろん、代打の場合はファーストストライクから狙っていくのは定石ですけども、しっかりボールを選ぶことも大事です。

 この回に得点をあげられなかったため、相手に勢いを渡してしまい、追加点を取られてしまったわけです。

 

 ツメが甘かった。そして、勢いが足りなかった。ベイスターズが今年、もう一つ上に行けない理由がこの試合に出てしまったように思えました。

 駒もそろってきました。投手戦でも勝てるようになりました。破壊力のある打線が整っています。それでも、もう一つ、もう二つ、ステップアップしないと優勝までは届かないのだと思います。間違いなく強くなっているんだけどなあ。