宮崎敏郎は首位打者になれるのか問題

9月6日 横浜スタジアム(ホーム)

De1-0ヤクルト

勝利投手 田中健 (1勝1敗0S)

本塁打 宮崎12号(11回裏ソロ)

首位から12ゲーム 2位3.5ゲーム 4位と2.5ゲーム

 勝った…だよー。先発・飯塚投手もリリーフ陣もよく抑えました。戸柱選手もインコースを突く配球が多く見られ、素晴らしいリードだったのではないでしょうか。9月2日巨人戦での配球は変化球連投というパターンが多く見られたのですが、やっぱり、攻めの配球も必要なのではないかと思いました。

 多分なんですけど、投手って攻める気持ちを持ち続けなければならないポジションなのだと思います。どの投手でもどの打者を相手にしてもストレート勝負をしなければならない場面があるんじゃないかなあ。本日の戸柱選手はよく攻めましたね。

 本日に関しては、なんといっても宮崎選手のサヨナラ本塁打。最高の仕事でした。2ストライクと追い込まれていたにもかかわらず、甘いスライダーを完璧に捉えましたね。

 プロ生活2本目のサヨナラ本塁打。そのうちの1本は先月のクリーンアップ3連続本塁打でした。アマチュア時代はサヨナラではありませんが、都市対抗野球大会で8回裏に逆転満塁本塁打を放つなど、宮崎選手は勝負強い一面を持った打者です。

 宮崎選手は本日、サヨナラ本塁打も含めて2安打。しばらくリーグ2位だった打率ですが、首位打者争いに躍り出ました。

 表題についてですが、個人的にはどうでもいいんですよ。首位打者にならなくても。なんつったって、天才ですから、その力は持っていると思うのですが、宮崎選手は1年間最後まで働きぬくということが先決のような気がします。

 そして、1つでも多く勝利に貢献すること。首位打者も含めたタイトルって、仕事をしているうちに後からついてくるものなんじゃないのかな。

 でも、本当はつかみとってほしいんですけどね。多分、タイトルをとったり、全日本に選ばれたりすると、もう一皮むけるような気がするんです。

 首位打者になってほしいのかどうなのか、「どっちだよ」という声が聞こえてきそうですが、とにかく、最後まで気迫あふれるパワーで振りぬいて、突っ走ってもらいたい。そういうことです。