平田真吾が昨季の須田幸太の道を着々と進んでいる問題

8月25日 神宮球場(ビジター)

De8-6ヤクルト

勝利投手 井納 (5勝7敗0S)

セーブ 山崎康 (4勝2敗20S)

首位から10ゲーム

 4連勝…だよー。後半、ヒヤヒヤしたけど、勝った…だよー。

 特に心配したのは7回裏。連打で6得点を取り7点差にしたものの、先発・井納投手から交代したタナケン投手は1/3、4被安打、2失点と変化球のキレが悪く、ピリッとしない投球でした。

 8対3、1死ランナー1,2塁。バッターはバレンティン選手。平田投手はこの場面でマウンドにあがり、得意のスライダーで三振に斬ってとります。続く山田哲人選手を四球に出すも、リベロ選手をセンターフライに打ち取り、ピンチを脱しました。

 今の平田投手を見ていると、須田投手の歩んだ道を着々と進んでいるように感じます。

 

 須田投手が便利屋の道を進むことになったのは2015年9月5日の試合がきっかけだったと思います。抑えのヤマヤス投手の疲労蓄積とエレラ投手の右肩違和感で急遽登板。1点差9回1死1,3塁のピンチを乗り越えました。

 あの頃はまだ、須田投手はロング要員でした。2016年シーズン当初も敗戦処理のような役割もこなしていました。平田投手も敗戦処理から勝ちパターンへの座をつかみつつあります。というか、昨季の須田投手の役割を担う位置が手の届く範囲まできているのではないでしょうか。

 

 平田投手は先週の8月19日の巨人戦。1点ビハインドの7回裏、1死満塁の場面でマウンドにあがりました。陽選手を空振り三振にとるも、続くマギー選手に満塁本塁打を打たれてしまいました。あのピンチの時、レフトスタンドでは自然発生的に「頑張れ、平田」という声がどこからともなくあがっていました。なんだかわかりませんが、私は泣きそうになりました。

 マウンドにあがる平田投手は表情があまり顔に出ません。まるで技術者です。マシントラブルに陥った大企業にやってきたSE(システムエンジニア)みたいな顔をしています。何事もなく作業を完了させるときもあるし、障害がなかなか解消できずに困った顔をすることもなるでしょう。それでも一つ一つ、ねじれた糸をほぐすように根気のいる作業を続けます。

 なんとなくですが、平田投手ってそういうピッチャーなのかなあと思っています。

 もちろん須田投手の糸を引くようなストレートも好きですが、平田投手のバックドアで入ってくるスライダーも好きです。これから先、もちろん敗戦処理のような仕事もしてもらうことになるかと思いますけど、平田投手にはひとつひとつ、ねじれた糸をほぐすような丹念な仕事をこなしていってもらいたいと思います。