倉本寿彦か柴田竜拓なのか問題

7月23日 横浜スタジアム(ホーム)

De8×-6巨人

勝利投手 山崎康 (2勝1敗15S)

本塁打 桑原10号(1回裏ソロ)、戸柱6号(6回裏2ラン)、筒香14号(9回裏2ラン)※Deのみ

 

 勝った…だよー。セリーグで今一番不気味な存在、巨人さんを1勝1敗1分でしのい…だよー。

 

 久保康投手の好投を早いうちに助けたいベイスターズは6回、倉本選手のレフト前ヒットを皮切りに連打で5得点。6対2とするも8回表に4失点。同点で迎えた9回裏、2死になるも柴田選手がセンター前でつなぎ、主砲・筒香選手がサヨナラ本塁打。最高ですね、最高です。筒香嘉智という打ってほしいところで打ってくれちゃう選手がやっとヨコハマに帰ってきてくれたようですね。嬉しいです。

 

 本日、影のヒーローだったのが倉本選手と柴田選手の2人なんじゃないかなあと思っています。この試合でチャンスをこじ開けたのはこの2人だったんですよね。

 

 2人とも今後のベイスターズを担う内野守備の要だと思います。そんな2人。ネット界隈では倉本・柴田論争ってのがあったりなかったりしますが、私の見方を以下に挙げてみます。

 

 

倉本選手

 シーズン序盤にバッティング不調でまずい守備も見られました。特に守備面では待って捕るようなプレイが多かったので、ファンから不評を買った面もあったと思います。しかし、7月以降の守備は結構アグレッシブになっているように見受けられます。前に突っ込んでゴロを捌こうという意識が見られます。捕ってからの送球も早くなりましたね。バッティング面もやや上向いているように見えます。倉本選手らしい流し打ちのヒットが増えてきましたね。

 

 

 

柴田選手

 昨年、1試合だけ2軍戦を見に行ったのですが、その中で守備が段違いにハイクォリティだったのが柴田選手でした。守備範囲が広い上に、捕ってから流れるような送球を繰り出す。守備だけなら十分1軍レベルだと思いました。でもバッティングはなんでもかんでも引っ張って、しかも非力に見えました。しかし、今年はバッティングも開眼しつつあります。最終回、同点で、何かやってくれるような雰囲気がありますね。今年5月6日のサヨナラ安打も記憶に新しいですね。

 

 

 今まで私は「打撃は倉本選手、守備は柴田選手」という印象を持っていました。流し打ちは倉本選手が巧い。守備範囲は柴田選手の方が広い。でも、今はどちらも技術的には同じくらいのレベルなのではないかと思っています。柴田選手にはもうちょっと、三遊間を抜けるようなヒットも打ってほしいなあという願望がありますけどね。

 

 だからといって、倉本・柴田交互スタメンという采配をラミレス監督はとりませんよ。実績、それとケガをしない選手。一年フルに働ける選手が重視されますからね。そうすると倉本選手が優先となります。でも柴田選手にチャンスがないわけではありません。現在。石川雄洋選手がケガでセカンド左打者が空席です。柴田選手はこの席に座り込み、地道に実績を積み上げていくしかないのかなと思います。

 

 というより、どのレギュラー選手も控えから実績をあげてなんとか掴んで、今の席にいるわけですよ。将来的に考えると、この時期が大切なんじゃないかなと思いますよ。ハングリー精神を養う時期というか、レギュラー選手がどんな準備をしているのか勉強する時期というか。柴田選手は1年目からレギュラー掴めるような天才打者じゃないですもんね。スタメンにはなれましたけど。まあそれはそれとして、柴田選手には虎視眈々とレギュラーの座を狙ってほしいです。倉本選手は地道にヒットを増やしてほしいです。

 

 んーと。2人とも派手な選手じゃないので、余計応援したくなるん…だよー。