桑原将志と梶谷隆幸、ミートポイントは前がいいのか後ろがいいのか問題

7月8日 ナゴヤドーム(ビジター)

De7-3中日

勝利投手 久保 (4勝1敗0S)

本塁打 ロペス19号(3回表3ラン)、桑原9号(7回表ソロ)

 

 世の中は冷房地獄ですが、ベイスターズファンの皆さんはいかがお過ごしでしょうか。私は体調がイマイチ優れないですが、ベイスターズの調子がいいので、なんとなくプラマイゼロです。7月って、そんな時期。ベイスターズは調子のいい7月が勝負のときです。貯金を貯めましょう。

 

 本日は先制点をもぎとって、そのまま逃げ切り。数年前と比べると試合運びが相当巧くなったような気がするのですけども、気のせいでしょうか。先制点の重要性をよくわかっていらっしゃる。

 

 特に、この先制点獲得のために大きな仕事をしてくれているのが桑原選手ですね。この日も桑原選手のヒットを皮切りに先制点を取ることができました。

 

 これまでも桑原選手のバッティングに関して言及したことがありましたが、桑原選手のミートポイントは前にあります。下半身の強さと柔らかさがあるため、ストレートを待ちつつ、変化球がきても、泳ぎながらヒットにできる。今季初頭はボール球まで手を出してしまい、不調でしたが、少しずつ自分のバッティングを取り戻していきましたね。ボールになる変化球を見極められるようになってから、上向いたように見えました。7月1日の先頭打者本塁打と最終回逆転満塁本塁打はシビれましたね。

 

 桑原選手と真逆のようなバッティングをするのが梶谷選手です。ボールをギリギリまで呼び込み、軽くスイングしてスタンドまで持っていくような選手。当たれば鋭い打球を相手守備陣を襲っていきます。

 

 本日の相手先発投手、柳投手は手元で曲がるような変化球(解説・牛島さんの弁)が特徴のピッチングを披露しました。対して桑原選手は5打数3安打、梶谷選手は4打数0安打でした。こういう投手の場合は桑原選手の方が捉えやすいのかなあと思いました。

 

 こう考えると、シーズンが終わるころには梶谷選手よりも桑原選手の方が高い打率成績を残しそうな気がします。梶谷選手はボール球の見極めをどうにかすることと、もうちょっとミートポイントを前にした方がいいのかなあと思います。いや、私個人は梶谷選手のドライブ回転のかかった打球が好きなのですけど、やっぱり成績を残してほしいのですよ。

 

 今、梶谷選手が入っている打順は7番。今、倉本桑原-セカンド(石川・田中浩)で筒香選手。ロペス宮崎捕手(戸柱・嶺井・高城)で梶谷選手というダブルチャンス打線を組んでいるので、梶谷選手の存在を相手チームにもっと怖がってもらいたいのですよ。

 

 ここ数日の梶谷選手は調子がいいのですけども、三振数がリーグトップ。本日も3三振を喫してしまいました。

 

 しかも2ストライク後の打率もあまりよくないんですよね。多分、梶谷選手の料理方法が確立されちゃってるんじゃないですかね。

 

 梶谷選手にはもうちょい、頑張ってほしいというか、できる選手だと思っているので、期待しちゃいます。一つ、何か策が打てないのかなあ。