石川雄洋の脱皮問題

7月5日 横浜スタジアム(ホーム)

De4-1阪神

勝利投手 濵口 (6勝3敗0S)

セーブ 山康(1勝1敗11S)

本塁打 石川2号(5回裏ソロ)

 ハマスタ阪神戦をやっと取れましたよ。そして5連勝。意味のある勝利です。このまま阪神アレルギー(特にハマスタ)を取り除いていってほしいですね。

 本日の試合の勝因は得点こそならなかったものの、3回裏に石川雄洋選手が相手先発・メッセンジャー投手から13球投げさせて四球をもぎとったところにあるかなあと思っています。結局、メッセンジャー投手、5回126球で降板ですからね。しかも、石川雄洋選手は5回に追加点となるソロ本塁打も放っています。

 今年の石川選手は一味違うなあと思うのですよ。昨季は肘の調子が悪かったこともありましたが、3塁コーチのサインを見ているとき、不安そうだったんですよね。「なんで、バントじゃなくて、強硬策なのかなあ」っていう顔をしてましたよ。私見ですが。

 サインを見るときの顔、今年は違うんですよね。やや凛々しい顔。不安そうでもない、ぼーっとしているわけでもない、反抗しているでもない、素直に人の話を聞いている大人の顔をしているなあと思うのです。

 それと、送球が早くなりましたよ。2回表の高山選手が放った打球、セカンド前のボテボテの内野安打でしたけど、石川選手は真っすぐに打球へ向かって走り、ランニングスローを試みてましたね。惜しかったです。

 私が思うにですよ、今年の石川選手が変わったのは、肘の調子だけでなく、田中浩康選手の存在が大きいような気がするのですよ。送球の早さも粘りのバッティングも浩康さんの持ち味じゃないですか。

 加えて、ベテランとしての仕事もね。見逃せないですよね。5回表に濱口投手が四球を続けたときにマウンドに向かったのは石川選手でしたもんね。

 もともと、流し打ちが上手な選手ですしね。今年は一皮むけて、これからも活躍してくれそうですね。