ベイスターズは大型連勝を作れるのか問題

7月2日 東京ドーム(ビジター)

De9-1巨人

勝利投手 今永 (5勝4敗0S)

本塁打 ロペス18号(2回表ソロ)、筒香11号(3回表2ラン)

 快勝でございました。相手先発は山口俊投手。こうもあっさりと勝てちゃうんですね。また、山口投手のあれ。1本大きなのを打たれるとすぐに崩れる。ボールが高めに集まる、甘いところに集まる。変わってないですね。メンタル的なあれが。山口俊×ベイスターズ。実は一番意識をしていたのは山口投手だったように見えました。今後も対戦することがあるかと思いますが、その初戦をこういう形で取れたのは大きいですね。

 えっと、打線の調子がいいですね。とはいえ、人間にはバイオリズムがあるんで、どこまで続くのかわかりませんけれども、調子いいときは変わらず、取れる試合はどんどん取っていってほしいです。

 次は休みを挟んで、阪神、中日、広島の順で9連戦ですね。現在の順位も加味して考えると、前半戦最後の大きな山場になりそうです。連勝をどれだけ伸ばせるのか。また、連勝が止まった時に、すぐ取り戻せるのかどうか。

 なんで、この好調時にこんなことを言いたくなったかというと、『FOR REAL』の冒頭で中畑前監督が「強いチームは大事な試合を必ず獲っている。そういうチームになってほしい」という意の言葉を残していたのを思い出したからなのです。

 中畑前監督が辞めた2015年。前半戦はトップで折り返しました。大型連勝を作れた代わりに大型連敗を止められず、最下位になってしまいました。多分、あのときはまだその力がなかったからそうなったのだと思います。

 今のところ、大型連勝も大型連敗もないベイスターズ。大型連勝を作れた場合、その後の試合が大事になってくると思います。その試合を取れるかどうか。ベイスターズの真価が問われるのはそこなんじゃないですかね。