ベイスターズの気の緩み問題

6月19日 横浜スタジアム(ホーム)

De4-7オリックス

敗戦投手 三上 (2勝2敗0S)

 いやあ。勝つのって難しいですね。4点リードでリリーフに託したところ逆転されてしまいました。

 先発の飯塚投手、よかったですね。145km前後の速球と縦横の変化球。そして、プロ初登板にして落ち着いたマウンド捌きで5回零封。現状、ベイスターズの弱点である先発投手陣に新風を巻き起こしてくれそうな気がしました。

 崩れたリリーフはパットン、三上の両投手でした。パットン投手のときはロメロ選手のショート内野安打から始まりました。ショート・倉本選手が二遊間のゴロを大事に捌きすぎたところがケチのつけはじめ。今年の倉本選手は堅実すぎて、前に突っ込むことをしないですね。大事にいって内野安打にされてしまうことが多いような気がします。このときの当たりはどうでしょう。最短距離があったように思えたのは私だけでしょうか。で、小谷野選手のポール直撃3ラン。真ん中に入ったスライダーだったのですけど、ポールの左側、あと数センチでファールになるような打球でした。

 三上投手が最初に塁に出したのもセカンド内野安打。ファースト・ロペス選手のグローブの下を通っていきましたね。その後、ロメロ選手の逆転2ラン。このときのボールはインローのストレート。キャッチャーの要求通りで、難しい球だったように見受けられました。

 どちらも、打ち取っていた打球での出塁から始まっています。しかもエラーではない。ぎりぎりのタイミングでセーフになってしまっている。ピッチャーという人種はこういう出塁を一番嫌がるのではないかと思いました。だって、なかなか切り替えられないじゃないですか。エラーだったら、「誰しもミスはある。フォローしてあげよう」という気持ちになるかもしれない。でも、この2つの出塁は目に見えたエラーではない。

 それでもきっと、切り替えなきゃいけないのですよ。

 2つの出塁、2つのプレー、そして、そこから切り替えきれなかった投手。微妙な気の緩みが生まれていたのではないかと思いました。元々は4点差。盤石のリリーフ陣。この試合が終わったら、3日休み。私みたいな凡人は当たり前のように緩んじゃいますね。

 ホント、試合は終わるまでどうなるかわかんないですね。これを教訓として、交流戦明けの神宮に挑んでほしいですね。