宮崎敏郎の内角打ちが天才すぎる問題

6月15日 横浜スタジアム(ホーム)

De6-2ロッテ

勝利投手 熊原 (3勝1敗0S)

本塁打 ロペス12号(1回裏ソロ)、宮崎5号(5回裏満塁)、ロペス13号(7回裏ソロ)※Deのみ

 快勝でしたね。ベイスターズファンの皆さん、おめでとうございます。関係ないですけど、この日、レフトDB席がガラガラだったのはなんだったんですかね。まあいいか。

 先発の熊原投手はこれまでよりも抜け球が少なかったような気がします。荒れ球なんで相手打者が絞りにくいっていうのもあると思うのですが、もう少し、ボール球が少なくなってくれると、イニングを稼げるのではないかと思います。

 打線に関しては序盤に残塁が多かったので心配になりましたが、6回の宮崎選手グラスラが効きましたね。6月9日西武戦の値千金逆転2ラン本塁打と打ち方が似ていました。

 基本的に宮崎選手は流し打ちが巧く、これまでは外の球をライト方向に持っていく姿をよく見ました。これはベイスターズファンの中では周知の事実。しかし、先程あげた、本日のグラスラ、6月9日逆転2ラン、どちらも内角をレフト方向に運んでいました。

 昨今。内角の打ち方として知られるのは古田選手の「左脇を開ける」、坂本選手の「肘を抜く」方法。まあ、どちらも同じようなものだと思うのですけどね。

 昔からバッティングのセオリーとしてインパクトの瞬間は手を伸ばしたときが一番力が入りやすいと言われています。しかし、内角の球は、特にプロのような速球を相手にするには、これでは対応しきれない。そのため前手(右打者の左手)を緩めて、後手(右打者の右手)を伸ばす。そして、腰で回転する。これが上記のバッティング理論なのだと思います。

 しかし、宮崎選手の内角の捌きを見ていると、両肘とも曲げているように見えるのです。腰で一気に回転して引き抜くようなバッティングをしているように見えるのです。どうですかね。詳しい人がいらっしゃったら、どう見えるのか伺いたいのですけど。ちょっと、器用すぎやしませんかね。

 いつだったか、梶谷選手が宮崎選手のことを「天才」と称していましたね。今季は、この天才ぶりが発揮されつつありますね。世間に見つかりつつありますね。あと数か月後にはテレビ朝日系列の『GET SPORTS』で取り上げられるのではないかと睨んでいるのは私だけですかね。

 宮崎選手だけではなく、チームの雰囲気もよさそうです。そろそろ反撃を狼煙があがりそうな気がします。