戸柱恭孝はなぜ得点圏打率が高いのか問題

6月4日 横浜スタジアム(ホーム)

De5-3ソフトバンク

勝利投手 今永 (3勝3敗0S)

セーブ 山崎康 (1勝1敗6S)

本塁打  ロペス10号(1回裏2ラン) ※Deのみ

 本日の勝利はうれしいですね。先発はハマスタデーゲーム負け続きの今永投手とお化けフォークの千賀投手。始まる前から絶望的な気分にさせられる1戦でしたが、3タテ阻止力というか、あきらめない力というか、いや、素晴らしい。

 今永投手は逆球も多かったですけど、生命線であるストレートが悪くなかったように見えました。松田選手へ投じた1発が唯一投げ切れなかった1球(チェンジアップ?)だったように見えました。

 打線に関しては、千賀投手のお化けフォーク対策として、早いカウントからストレートを狙いに行ってましたね。功を奏してロペス選手の2ランで先制点。逆転された後にも戸柱選手の逆転タイムリー。追加点も戸柱選手のタイムリー。戸柱選手につないだ宮崎選手の働きもよかったですけど、本日はやっぱり戸柱選手の日でしたね。

 戸柱選手は打率.219で得点圏打率.366(4日現在)。勝負強さがすごい。というか、ランナーがいるときの戸柱選手は絶対やってくれそうな雰囲気がモクモクと煙りだしている感じがありますね。

 捕手としての戸柱選手はね、リードいいですよね。高城選手はピンチになると外一辺倒になる傾向ありますけど、戸柱選手は結構インコースを攻めますね。

 バッターとしては前に突っ込み気味だけど、ちょっとだけ後ろに体重が残っている。センターからレフト方向の打球が多いですね。戸柱選手の打席を何度見ても、何がすごいのかはわかりませんね。

 やっぱり読みの打者なんでしょうかね。理由を探ってみたところ、とある記事を見つけました。戸柱選手は「(打席では)「捕手として考えるようにしている。『僕だったらこういう球を要求するな』とか。投手もそうだけど、捕手にも傾向があるので。的中率は半々くらい」と話していますね。

 得点圏にランナーがいる場合、後ろにそらせたくないから落ちる球を投げさせづらいだとか、長打が怖いからインコースに投げられないだとか、球種が絞られる要素が増えますね。表題の問題の答えってこのあたりにあるんじゃないですかね。

 ラミレス監督は今季開幕前の壮行会で「戸柱選手の打撃は期待していないけど、野球のIQで貢献してほしい」と話していましたが、これからもIQで打撃も貢献してほしいですね。