筒香嘉智のバットの出がまるで違う問題

5月23日 横浜スタジアム(ホーム)

De9-4中日

勝利投手 藤岡(1勝0敗0S)

本塁打 筒香4号(3回裏2ラン)

 昨年見た風景が戻ってきたかのようです。大事な場面で1本放ってくれる筒香選手の話ですよ。2点先制された1回裏に同点タイムリー。再度引き離されて3回裏に同点2ラン。6回には2塁打を放ち、ヒロヤスさんの逆転タイムリーを演出。これは昨年の「打ってほしいところで打ってくれる」筒香選手です。やっと帰ってきてくれましたね。おかえりなさい。

 本日の筒香選手は全打席、出塁しておりますが、それまでの筒香選手とは一転して、バットの出が違うように見えました。休養前までの筒香選手はステップを踏んでいるにも関わらず、まだグリップがテークバックをしていました。そのため、差し込まれた打球ばかりを見させられていました。本日の筒香選手はスッとバットが出てましたね。昨年放った数多くの本塁打と変わらないスイングでした。体調が悪いとか股関節が悪いっていうのは多分フェイクで、バッティング調整のために、ここ数日、休養していたのではないかと私は勝手ににらんでいます。

 私は今季の筒香選手についてこんな記事とこんな記事を書きました。本日の本塁打は「第2形態:外角の変化球をライトスタンドに」が近かったように思えました。実際はインコースのストレートでしたけどね。昨年よく見た、すくい上げてライトスタンドに運んでいった打球だったので、これができれば、これから本塁打が量産していくのではないかと思うのですが、どうでしょうか。本人も「今日の本塁打が一番良かった」と話していることですし、もしかしたら、本日の試合は筒香選手にとってもチームにとってもいい意味でのターニングポイントになってくれるような気がするのですが、どうでしょうか。

 さらに本日は日ハムから昨季来てくれた藤岡投手が勝利投手に、ヒロヤスさんが逆転タイムリー、苦労していた桑原選手が3出塁とうれしいトピックスがわんさかありましたね。濱口投手は序盤からボールがうわずっており、残念でしたが、また、登板はあるかと思います。濱口投手は気を付けようとすればするほど、ストライクが入らなくなる。そんな風に見えました。コントロールさえしっかりとしてくれれば、また勝ってくれると思います。

 桑原選手が出塁して、筒香選手が打ってくれれば、今までよりも得点力はアップされます。先発投手が崩れても勝利をもぎ取ってくれます。ベイスターズファンの皆さん、楽しみが増えてきましたよ。まだ、今季優勝の可能性は十二分にありますよ。