ウィーランド投手がエースになっちゃう問題

5月11日 ナゴヤドーム(ビジター)

De4-3中日

勝利投手 ウィーランド (3勝0敗0S)

セーブ パットン (2勝1敗6S)

本塁打 ロペス7号(1回表ソロ)、倉本1号(7回表2ラン)

 勝てましたね。ベイスターズは相手先発のバルデス投手に対し、うまく球数を投げさせつつ、勝負どころでは早めのカウントを打ちにいってましたね。作戦勝ちだったように見えました。本日のヒーローは逆転2ランを放った倉本選手で間違いないのですが、倉本選手のことは前回書いたばかりなので、今日は控えておきます。

 この試合、3回表、4回表とチャンスをつぶしてしまいました。野球あるあるで「チャンスをつぶすとピンチになる」っていうものがありますが、その通りに4回裏に3点取られてしまいました。ほとんど芯から外れたあたりで野手の間を抜けるようなヒットがほとんどだったので、流れ”っていうヤツが試合を動かしたのだろうなあと思いました。

 ただし、4回表を3点に抑えたというのも大きなポイントだったように思えます。その段階で2点差。バルデス投手が疲れてきたあたり、そして投手交代を迎えるあたりでしっかりと得点ができた上、盤石のリリーフ陣が抑えてくれたので勝利を呼び込むことができたのだと思います。

 それもこれも、ウィーランド投手がしっかりと自分のピッチングをしてくれていたからこそ。ウィーランド投手の持ち味は力強いストレートと大きく割れるカーブ。どちらも腕の振りが同じなので、相手打者を困惑させることができます。ほかにもチェンジアップも持っているようですが、この配分がカギとなる投手なのだと思います。

 もっとも。ウィーランド投手を見ていて安心できるのはピンチになっても動じないコントロールにあるように思えます。野村克也さんもよくお話していますが、ピッチャーってやはりコントロールが重要なんでしょうね。

 今年の開幕投手は石田投手でしたが、もうエースはウィーランド投手といっていいのではないでしょうか。今オフに獲得発表があった後、私は「ウォーランド投手」と思い間違えをしていました。どうもすいませんでした。