クライン、佐野、白崎見切り問題

 暖かくなるにつれ、ベイスターズの攻守がかみ合うようになってまいりました。皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 さて、4月24日、一つのニュースが入ってまいりました。クライン、佐野、白崎3選手の1軍登録抹消です。ニュースと言っていいほどのニュースでもないように思われる方が多いかもしれませんが、これ、2017高田-ラミレス体制における1つのターニングポイントとなるビッグニュースになるかもしれません。

 拙記事に「ラミレス監督は我慢して投手交代をする」と書き込みましたが、これって、選手起用に関しても言えるのですよね。昨年、ロマックさんを我慢して使い続けたことでこれは証明されていると思うのです。

 今年は、シリアコ選手を早めに二軍に落としましたね。外国人枠の問題もありますが、この件はどうやら高田GMの決断だったようですね。現場レベルでは「もう少し我慢を」という意見があったようです。この”現場”ってラミレス監督の主張も入っているように思われます。

 こう考えると、今回のクライン、佐野、白崎の3選手の二軍落ちは高田GMの意見がかなりの割合で込められていることが予想できますね。ただ、素人目でも2軍落ちの理由を挙げることはできてしまいます。

クライン…成績は悪くないが、コントロール難と手で顔を触る癖を修正する必要性あり。先発投手なので、早く上がってくる可能性あり。

佐野…成績悪い。思い切ったバッティングは好印象だが、プロの配球に対応しきれるほどの技術をまだ持ち合わせていない。

白崎…バッティング迷いすぎ。守備要員として残しておくべきか。いや、今後のことを考えたら、2軍でじっくり修正した方がよいのではないか。

 多分、このあたりのことは編成会議の議題にはあがってきているはずだと思われます。

 で、問題は、というか、勝手に心配してしまうのが、このチーム編成に高田GM-ラミレス監督間に齟齬が生まれてやしないかということ。ラミレス監督は佐野選手が好きだからなあ。どうだろうなあ。我慢して使いたいと思っていたのではないかなあ。

 大洋漁業、TBS時代はこういう齟齬が当たり前のようにあったように考えられます。高木豊屋鋪要ほか大量解雇事件や多村→寺原、寺原→山本、

山本→多村という謎トレードなど悪名高いチーム編成に定評がありました。池田社長就任後のDeNAからは変わっているはずなので、フロント・現場間の意見交換がなされているはずなのですけどね。ただ、この公示はシーズン前半戦の一つの大きなトピックになるのではないかと思います。勝ちに行くための編成なのか。育成も考えての編成なのか。とりあえず、ラミレス監督のコメントを待ちましょう。

 さて、誰があがってくるんでしょうね。2軍で好投した水野投手が1軍合流しているそうです。あと、外国人枠が1人空くのでエリアン選手、あと1人は誰かなあ。あと1人は誰でしょうね。ムシキング、下園、ゴメス、西森、嶺井選手あたりが予想されます。いかがでしょうか。