9月15日 甲子園球場(ビジター)
De8-6阪神
勝利投手 須田(5勝3敗0S)
セーブ 山崎康(2勝5敗30S)
本塁打(Deのみ) 桑原 11号(1回表ソロ)
135試合 64勝 68敗 3分 3位
2位と4ゲーム差 4位と4ゲーム差 残り8試合
よく勝てましたねえ。シーソーゲームから勝ち切るとは。強いチームになりました。あと、ベンチの雰囲気もよさそうで、なにより。
先発の石田投手は苦しんでましたね。コントロールもよくなかったですし、逆球や抜け球が多かったように見えました。打たれた球はほとんど、ど真ん中でしたね。
そんな中、苦手のメッセンジャー投手を相手に打線はよくつなげて打ちましたね。今季1勝もできず、3敗していた投手によく打ち勝ちました。また、関根選手がヒロインに立つって、試合前に予想できた人がいたでしょうか。
決勝打は関根選手でしたが、本日は桑原選手の活躍も光りました。1回は初球のストレートを先頭打者本塁打。これで試合のペースをある程度つかむことができました。試合当初にメッセンジャー投手への苦手意識を取っ払ってくれましたね。初球攻撃は首脳陣からの指示があったのでしょうか。
5回には進塁打のセカンドゴロ。8回はアウトコース低めの変化球をライト前に運び、8点目をもぎとりました。
桑原選手は、元々ストレートに強い選手だったそうですね。今年から変化球打ちがうまくなったと聞きました。なにか、モノにしたんでしょうね。確かにアウトコース低めの変化球を膝を曲げながら手首を返しつつ、センター前に運ぶ姿をよく見るようになりました。うまく芯で捉えたときは、そのままレフトスタンドまで持っていくこともあります。
よく解説者の口から「下半身の粘りが効いている」という声を耳にします。桑原選手が低めの変化球を打つとき、どうしても目がいってしまうのは下半身です。下半身を崩しながらもボールを外野まで運ぶ。どうなってるんだろうと疑問に思ってしまいます。
1回、桑原選手の崩しながらバッティングのマネをしてみるとわかりますけど、あれって、膝周りと股関節周りが相当、柔らかいからじゃないですかね。あんな打ち方をする選手ってプロの選手でもあんまりいないでしょ。筋肉が硬いとあんな打ち方できないと思うんですよね。
桑原選手って、打席に入る前、膝と股関節を重点をおいた体操みたいなのをやってるの目にしません? 本人もその辺がわかっていてやってるんだろうなと思ったりして。
あれだなあ。梶谷選手とバッティングスタイルが真逆なんですね。梶谷選手は膝を曲げずに重心を後ろにして、ポイントを呼び込みます。桑原選手は膝を曲げつつ、ポイントを前に置いてますね。どちらも理論としては間違えてない。それぞれ筋肉や身体の作りは個体差がありますから、自分に合ったバッティングを探りながらやってるんでしょうね。野球、面白いなあ。
6月末に「レギュラーを取っちゃうよ」っていうエントリーを書きましたが、桑原選手はもう、1番打者としていてもらわないと困るくらいの存在になりました。でも、バントの練習をもうちょっとした方がいいと思うよ。