山崎康晃と三浦大輔のストレート問題

9月3日 甲子園球場(ビジター)

De3-2阪神

勝利投手 山口(10勝5敗0S)

セーブ 山崎康(2勝5敗28S)

126試合 59勝 64敗 3分 3位 

2位と4ゲーム差 4位と2ゲーム差

 

 1点差を勝ち抜きました。シーソーゲームからよくぞ勝利を引き寄せてくれました。9月になって、こういう試合ができるのは強くなった証拠だと思います。

 

 CS争いに挑む中で、ヤマヤスがセーブ機会で抑えて勝ったのは大きいですね。ここ数日のヤマヤスはスライダーを封印し、ツーシームの球数を控えつつ、ストレートでうまく打ち取ってますね。ベイスターズで伸びのあるストレートというと、須田投手を想起させますが、負けず劣らずです。本日は4連投になりますが、よく投げ切りました。

 

 8月初旬のヤマヤスは全体的にボールが高めに浮いていて、ツーシームも抜け球が多かったですね。今のヤマヤスはストレートも低めに集まっています。ツーシームは見せ球というか、相手打者に意識させるための球という位置づけにしているように感じます。完全にストレートだけっていうのはやはり、150弱のスピードでは打たれてしまうと思うのです。それをやっていいのは、抑えで調子のよかったときの山口俊投手だけじゃないですかね。

 

 ヤマヤスはキャンプ最終日にストレート65球を投げ込み、「今日のストレートはのみのピッチングが今後に生きてくる」とコメントしてましたが、見事に生きましたね。

 

 あと、気になったのは、クロスステップを復活させつつありますね。クロスステップは右打者から見ると打ちづらいというのはわかるのですが、体に負担がかかると思うので、ケガのないようにしてほしいですね。その負担が体に返ってくるのは30代になってからなんですよね。きっと。若いうちは少々の無茶もききますけどね。齢取ると、若き日の体は戻ってこないですもんねえ。コーチ陣と話し合いながら、ピッチングの方向性を詰めていってほしいです。

 

 話が変わりますけど、今日、ちょっと2軍戦を見てきました。先発は番長三浦投手。ボールの出し入れがやっぱり上手かったです。ただ、ストレートが140いかないんですよね。右打者にはシュート、左打者にはカットボールと使うことで補おうとしているんですけど。ヤクルト左打者・松井にインに突っ込んだカットボール本塁打にされてしまってました。真後ろから見ていたのですが、ボール1つ甘かったですね。

 

 1軍にあがったらどうなんだろう。ぺトリック・砂田投手あたりと同じくらいのクラスなんじゃないかなあ。今季、もう一度1軍にあがる可能性はまだあるように思えました。