なぜぺトリック投手だったのか問題

8月30日 マツダスタジアム(ビジター)

De2-8広島

敗戦投手 井納(6勝10敗0S)

本塁打(Deのみ)筒香 37号(6回表ソロ)

122試合 57勝 62敗 3分 3位 

首位と16.5ゲーム差 2位と5.5ゲーム差 4位と2.5ゲーム差

 負けましたね。リアルタイムでは全く見れなかったので、Deさん・かぷさんのまとめ動画や出場成績を確認してみました。よくよく考えると、松山(井納投手)、安部(ブロードウェイ投手)の本塁打、丸の2塁打(井納投手)以外、ほとんど打ち取ってるじゃないですか。広島さんの走塁が上手さも光って、取られたくないところで得点を奪われてしまったような印象です。勢いもあるのかなあ。

 先発の井納投手は5回3失点ですか。投球数87球ですが、6回表は攻撃のチャンスということで代打交代しましたね。1点ビハインド、2アウト1,3塁で代打は飛雄馬選手。試合後半でもつれるということを想定したのでしょうか。この場面での後藤ゴメス選手の起用はありませんでした。飛雄馬選手は結局、レフトフライでチャンスが潰えます。

 この後6回裏。マウンドにあがったのはぺトリック投手です。広島3連戦の先発は井納・三嶋・砂田ということらしいので、ぺトリック投手は先発から中継ぎに配置転換です。それではなぜ1点ビハインドでぺトリック投手だったのでしょうか。私が思うに、ヤマヤスの不調がここで響いていると思うんですね。ラミレス監督は、逆転したら8回9回をタナケン・須田・三上の3投手に任せようとしていたのではないでしょうか。できることならぺトリック投手には6回、7回を無失点でしのいでもらいたかった。そうすれば、逆転のチャンスは必ずやってくる筈と…。

 もうひとつ。勝ちパターンの中継ぎ投手にぺトリック投手を入れたかった。いや、ほかの投手でもいいのですが、そのうちの候補としてぺトリック投手を挙げていたと言った方が正確なのかもしれません。

 まあ、ここまで、私の勝手な推測なんですけどね。ついでなので、さらにこの推測を展開しちゃいましょう。

 ぺトリック投手は微妙な変化で芯を外して打たせて取るタイプです。ほかの中継ぎ陣とタイプが違います。伸びのあるストレートを持った小杉投手はどこか須田投手とタイプが重なります。ブロードウェイ投手は速球が魅力ですが安定感がありません。ヤマヤスを外して考えた中継ぎ起用をしなければならない今。6,7回のピンチで起用されていた須田投手の代わりが加賀投手になっています。

 では、なぜぺトリック投手と砂田投手は配置転換になったのでしょうか。っていうか、ぺトリック投手は前回の阪神戦で5回8失点ですからね。中継ぎで失敗して、先発で失敗して。そろそろ日本の野球に慣れてきたころだろうから、もう1回中継ぎでチャンスを与えてみた。先発では、うまくごまかしながらそこそこ抑えていた試合もあったので、中継ぎなら…。

 じゃあ、砂田投手は? 先発から中継ぎに転向したときの砂田投手って、失点がないんですよね。動画を見てみると、スピードは相変わらずですが、球は走っているように見えます。将来的には、先発で育てたい。っていうか、久保康投手がKO続きっていうのもあって、先発投手のコマも足りてない。だから砂田投手。そんなところなんじゃないかなあと思います。

 なかなか難しいですね。うまくハマらないですね。ぺトリック投手の7回もゴロヒットの連打でしたしねえ。芯を捉えられてのヒットってほとんどないんですよね。運が悪かったというか、運を呼び込んだ広島が強いというか、菊池のヒットエンドランの打球方向が絶妙というか。

 打者も今一歩のところでチャンスをモノにできなかった場面が多かったですね。この試合で一番参っているのは、実はラミレス監督なんじゃないでしょうか。