ベイスターズの打順問題

8月23日 横浜スタジアム(ホーム)

De3-9阪神

敗戦投手 井納(6勝9敗0S)

本塁打(Deのみ)戸柱 2号(5回裏2ラン)

116試合 54勝 59敗 3分 3位 首位と14.5ゲーム差 4位と2.5ゲーム差

 大敗でしたね。先発の井納投手が初回から3回までで9点とられてしまいました。「阪神打線はそこまでいいというわけじゃない」という試合前のコメントはフラグになっちゃいましたね。コメントには気を付けた方がいいと思います。相手のあることですから。苦手チームに対して強気でいることは大事だと思いますが、心に留めていてほしいです。

 えっと、井納投手は立ち上がりの甘い初球を狙われてましたね。あまりキレがよくなかったように見えました。それでも一応、4回、5回は0点に抑えました。初回に打たれた後に立ちなおる勉強にはなったのではないでしょうか。

 中継ぎは砂田、ブロードウェイ、加賀の各投手が0点に抑えました。特に砂田投手はキレとコントロールがよかったような印象を受けました。ブロードウェイ投手はやっぱりコントロールが荒いですね。阪神打線は打ちづらそうにしていたので、チームによって、得意不得意があるのかもしれません。球種が少ないようなので、捕まると怖いかな。国吉投手みたい。ストレートのブレ球がどれだけ通用するかですね。

 この試合は井納投手1人に目が行きがちですが、打線も復調までは程遠いですね。9安打3得点はここ最近の中では打ってる方ですけども、桑原選手の2安打は実質エラーに近いものでしたし、倉本選手の内野安打は当たり損ねでした。一番打たなければならない中軸のロペス選手、梶谷選手はノーヒットでした。

 不調選手を1人ずつあげてみましょう。まずは倉本選手はタイミングがまるであってないですねえ。ちょっと自分のバッティングを見失ってるのかなあという印象を受けます。ボールの軌道にどれだけ合わせられるかですね。内野安打のヘッスラを見ると、なんか、気持ちは伝わってきます。

 さほど、不調ってわけでもないですが、今日の梶谷選手はちょっと泥沼に足を突っ込み始めてる感じがしましたね。不調時によく見せる「やる気のない空振り」っぽいのを2つ喫してました。もうちょっとボールを呼び込んでから始動してほしいなと思います。アウトコース低めの変化球をボールと選んでいたところを見ると、まだ光明がありそうです。

 一番ひどいのはロペス選手ですね。バッティングフォームが完全に崩れちゃってます。空回りっていうのはこういうことを言うんでしょうね。4打席目は全てアウトコース低めのボール球の変化球を全部振って、空振り三振でしたからね。焦ってバットが出てるのが素人でもわかってしまうくらいの打席でした。

 私はロペス選手と梶谷選手ってバッティングスタイルが似ていると思うんです。遠心力で打っているというか、2人が好調なときって、膝が崩れないんです。それは呼び込んで打ってるからだと思うんですけども、不調なときはボールを追いかけるように打つので、空振りするか引っ掛けて内野ゴロになってしまう。打たなきゃという気持ちが強くなりすぎると、泥沼にはまってしまうのではないかと思います。

 桑原選手と筒香選手に関しては、本日、ヒットを放ちましたが、詰まり気味でしたね。やや芯を外しているくらいな感じだと思います。上記の選手よりも心配度は低いですね。

 あとは、打順を大きく入れ替えるくらいなことを一度やった方がいいと思うんですね。で、勝手に、今の打線だったらこういう打順はどうだろうかという提案をしてみます。いかがでしょうか。

1 桑原

2 飛雄馬or石川

3 梶谷

4 筒香

5 宮崎

6 ロペス

7 戸柱

8 投手

9 倉本

 本日、初スタメンの飛雄馬選手ですが、エラーはありましたけど(送球ショートバウンド)、バッティング面では右打ちを徹底してましたね。一度、2番を打たせてみてはどうでしょう。石川選手はバント要員ですね。白崎選手とエリアン選手は低めの変化球が弱いのみえみえなので、外した方がいいと思います。

 梶谷選手に関しては、足を生かすために筒香選手の前に入った方がいいと思うんですよね。塁に出るだけで1ヒットで返ってくる可能性が高いので、3番の方がいいように感じます。

 で、筒香選手は四球で歩かされることが多いので、今好調の宮崎選手を5番に置いて、ロペス選手はその後ろで自由に打ってもらう。倉本選手は現状、引っ掛けることが多いので、ゲッツー回避のため9番に。その代り、桑原選手は勝負強いので、塁に出たら返してもらう役割を担ってもらおうと。

 …ま、ファンの世迷言として受け取ってもらえれば幸いです。