砂田毅樹、はじめてのなかつぎ問題

8月9日 東京ドーム(ビジター)

De2-5巨人

敗戦投手 久保康(5勝6敗0S)

106試合 51勝 52敗 3分 首位と10ゲーム差 3位

 久保康友投手が2回に打ち込まれて、内海投手が好投しちゃった。そういう試合です。ベテラン同士の先発ってこういう試合展開になるんですね。淡々と進んでいきました。唯一、7回が打ち崩せるチャンスだったんですが、エリアンが冷えてますね。2番、7番。サードセカンドがなかなかしっくりとこないです。

 ベイファンとしてはプロ初中継ぎの砂田投手が一つの見どころでした。成績は1回無失点2安打。上位打線ということを考慮すると、とりあえず、合格点といったところでしょうか。敗戦処理とはいえ、3凡で終わらせてくれると攻撃にリズムがでてくるんですけどね。

 砂田投手のコメントによると「いずれは先発に戻りたいという気持ちがある。ただ、その上では中継ぎの気持ちを経験ができるということは自分にとっていいことです。チームの状況を考えても、任せられるところでしっかり投げたいです」だそうです。

 こちらのコメントは100点満点ですね。私はプロ野球選手になったことが一度もないし、プロ野球ブルペン投手になったことも一度もありませんけれども。多分、先発投手ってブルペンに入ることってないんですよね。きっと。入ることがないということを前提にして話しますけど、ブルペンにいれば、勝ちパの投手たちがどういう精神状況でどういう風に肩をつくって、どうやって体調管理をしているのか、知れますよね。砂田投手が今後、敗戦処理のみで使われるのか、ワンポイント的な使われ方をすることがあるのか、はたまた、先発に戻ることなく、中継ぎエースになっていくのかよくわかりませんけれども。ブルペンでいろんなことを吸収してほしいですね。また、先発に戻ったとしたら、イニングを食うことの大切さを肝に銘じてほしいです。

 ベイスターズにはほかに左の先発投手が石田投手、今永投手と2人います。この2人に比べると砂田投手はストレートが遅いです。その代りスローカーブを持っているので、緩急を使ったピッチングが特徴です。生命線はコントロールですね。山口俊投手や三上投手など、球に力がある投手はある程度、コントロールが荒れていても抑えられますが、砂田投手は厳しいでしょうね。

 入団当初に目標としている投手に「三浦さんです」とあげていた砂田投手。早くから自分の進むべき道をしっかりと見据えています。昔でいうと、ホエールズ時代の新浦投手みたいなピッチャーになってほしいです。そういえば、新浦さんも巨人時代はリリーフエースをやっていたそうですね。リリーフをやるとランナーを出したときのピッチングも覚えられるのではないでしょうか。いいときの山口俊投手みたいに。

 砂田投手にはじっくりと育ってもらうことにして、問題は目先の巨人戦ですよ。あとは田口と今村ですか。どうですかね。打ち崩せますかね。巨人の打線も今怖いですね。7番クルーズですもんね。びくびくするなあ。なんとか連敗を避けてほしいです。あわよくば、連勝に。。。