ベイスターズの抑え問題 ~ブルペン陣を総括してみる~

8月5日 横浜スタジアム(ホーム)

De3-4中日

敗戦投手 山崎康(2勝4敗25S)

本塁打(Deのみ)梶谷 11号(6回裏2ラン) 、筒香 34号(9回裏ソロ)

103試合 49勝 51敗 3分 首位と10ゲーム差 3位

 ここにきて大問題が発生してますね。抑えのエース、ヤマヤスが4連続失点です。8月3日以外は全てヤマヤスで落としたと言っても過言ではありません。今年のヤマヤスは何度も壁にぶつかってますが、今回の壁は高くて厚いですね。

 本日の試合では、いいボールも放っていましたが、時折見られた甘い球を逃さずに打たれてましたね。決め球のツーシームもあっさりボール判定されていました。前にも言いましたが、ヤマヤスは絶対的な抑えとは言い切れない。いい投手なのですが、ストレートもツーシームもコントロールも絶対的なものではないですね。

 ただね。投手としては温かく見守ってあげたい。このままではファンやチームが1人の選手をつぶしかねない。これまでの成績を考えても、球筋を見ても、いい投手であることは変わりない。今後、横浜を背負っていくべき選手であることも変わりないのです。

 とはいえですね。本ブログは、横浜DeNAがどうやったら優勝できるのかをテーマにしております。今季、CSに行けるかどうかはブルペン陣、特に抑えにかかってるわけです。今後優勝できるかどうかというのも、今季CSに行けるかどうかにかかっているわけです。ヤマヤスが今後も失点を重ねてしまったら、抑えを交代することも考えねばならないでしょう。

 では、今のリリーバーで抑え候補となるのは誰か、ブルペン陣を総括してみましょう。

■三上朋也

 現在、8回を任されているセットアッパー。1年目は抑えとして21セーブをあげ大車輪の活躍をした。ヤマヤスが入団した2年目からはセットアッパーに転向、ヤマヤスが調子を落とした9月には抑えに復帰。ストレートのスピード、スライダーのキレ、微動だにしない顔など代わりの抑えとしては大本命だが、コントロールに難あり。

■須田幸太

 6月、7月は先発投手のスタミナが切れてピンチを迎えたところでの登板が多かった。その数多くのピンチを切り抜けてきた抑えのダークホース。現在は7回を任されている。これまで、先発や中継ぎなどで起用されてきたが、今年になってようやく、自分の仕事場を見つけた模様。経験度やコントロールも含めて考えると、絶対的ではないが、信頼度は高い。須田ァ。

田中健二朗

 通称・タナケン。左のリリーフエース。力のあるストレートと緩いカーブやスラーブが特徴で、毎回緩急ある変幻自在のピッチングを披露している。今季は防御率1点台と絶好調だが、左の中継ぎが手薄なため、抑えとしては考えにくい。現在は6,7回、あるいは左のワンポイントとして起用されている。

■加賀繁

 外国人キラー。ブルペンの中で今一番輝いているのはこの人。8月4日はノーアウト満塁の場面を切り抜けていた。外国人はこういう変則的なサイドスローが苦手なのだろうか。ラミレス監督がそのように起用しているのだから、苦手なのだろう。抑え大穴。カロカロ。

■ザガースキー

 もう一人の左投手。敗戦処理として主に起用されている。150キロ台のストレートと多彩な変化球は魅力だが、ピリッとしない日が多々ある。8月4日はヤマヤスが打たれた後に降板、さらに打たれて負け投手に。体重100キロ越え。ハイチュウが好き。

久保裕也

 もう一人の敗戦処理。抑えどころか1軍2軍の当落線上。あと2軍で期待できる中継ぎは藤岡、林、大原とか?

 それぞれ役割が決まってるんですよね。役割が決まっている方がブルペン陣も働きやすいでしょうしね。これがラミレス采配ですよ。うーん。もし、ヤマヤスが誰かと代わるのであれば、三上と交換するくらいかな。まだ、もう2,3試合は見るでしょうね。っていうか、ヤマヤスはオフになったら走り込みを十分しないと、これからのプロ生活、もたんよ。それとも先発に転向する?